モスクワ | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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2年振りのモスクワ。
狂ってたなー(笑)。

今回で4回目だったんだけど、
まずびっくりしたのが、
TAXI。
飛ばすのなんのって・・・。
ちょっと生命の危機を感じました。
こんなんだったっけ?
乗るTAXIの全てが
イっちゃってる。
一応
信号は止まるんですが、
速度は・・・。
路肩も平気で疾走。
一般道でも120キロくらい出してたかな・・・。

ロシアで一番有名なカメラマン
ALEXEY KISELEVによる
撮影が急遽決定し、
市内から1時間以上かけてモスクワ河の上流へ。
日本人顔の女の子が運転してくれたんだけど、
彼女も飛ばす、飛ばす。
しっかり、スピード違反で捕まり、
罰金を払うはめに・・・。
しかも、道路に突然警官が飛び出して来て
止められた・・・。
あんた、死ぬよ(苦笑)。

この撮影もぶっ飛んでたな。
なんと
釣り師という設定。
勿論、僕がです。

実は、
モスクワに行く前に
プロモーターのマリアから
メールで
「今も、修也はファッショナブルか?」
と訊かれていたんです。
彼女には2年前に日本で会っていて
前回のモスクワのブッキングも
彼女が手伝ってくれていた。

どうやら今回僕が回すのは
ロシアで最もホットなレストラン・バーで
業界人がわんさか集まるらしく
おしゃれして来て欲しいって事だったんです。

で、
モスクワは35度もあったのに、
わざわざレザー・ジャケットを持って
モスクワ川に行った訳ですよ。
だって
ALEXEYとセッションだっていうから・・・。

なのに
釣り竿を持たされ、
クソ熱いのに
黄色の雨ガッパも着せられた(笑)。
もう、サウナ状態。
これ、雑誌に載るらしいよ・・・。

ちなみに
ALEXEYとはTHE ROOMで
一度会ってるんです。
まあ、友人との再会って事で
何も言わなかったけど、
初対面の人だったら
引き受けてなかったかも(笑)。
日本じゃ事務所が絶対止めてるよね。
でも彼、凄く才能のある人だから
仕上がりは楽しみ!

この撮影に4時間も要したので
僕の今回の目的でもあった
ロシアン・ジャズの発掘は実現せず・・・。
前回は、
結構買えたから楽しみにしてたんだけど・・・。

ホテルで1時間程休憩して
会場へ。

それは、
モスクワで最も高級なブティックが集まっている
通りにある、
メチャクチャ派手な外観(ペイズリー柄)の
建物。

ロシアで最も有名なファッション・デザイナー
DENIS SIMACHEVが経営している
(彼、ミラノでコレクションもやってるらしいよ)。

一階が、レストラン・バーで
二階が、彼のショップ。

内装がまた凄かった。

バーには
ミラー・ボールが
10個程吊り下げられていて圧巻。

酒が並べられている壁面には、
額縁に入ったどでかい写真が飾られているんだけど、
刑務所?の食堂のテーブルで
ポーズを決めるブッシュ大統領???
回りを取り囲むのは、
ネルソン・マンデラ、
ホメイニ氏、
ゴルバチョフに
U2のボノ・・・。
世界中の政治的VIPが総勢50人。
当然コラージュですが、
笑っていいのやら悪いのやら。

レストラン・スペースには洗面所風のカウンター
があるかと思うと、
カーテンで仕切られたVIPスペースには
何故か便器が・・・。

そして、
DJブース前のダンス・フロアーには
日本の漫画を
ロシアの伝統的な工芸スタイルでもある
モザイクで描いた壁画が。
恐ろしい事に
少女漫画に出て来そうな女の子達が
××のままで、
××を××にされ、
××に×を××されているという光景・・・
(済みません、僕には書けません)。

ちょっと心配になるよね、
普通は(汗)。

でも、オーナーのDENISは
凄く感じのいい奴で、
有名人にありがちな
高慢な所が一切なく、
沢山の人が本当に彼の事を慕っていた。
成功者の余裕ってのもあるんだろうけど、
なかなかの人格者と見た。

という訳で
パーティーには
凄くまっとうな彼の友人と
店が持つクレイジーなバイヴに惹き付けられた
ぶっ飛んだ連中が集まって来た訳ですよ。

さて、
僕のプレイは
どうなったでしょうか?