昨日は、リンチ版「デューン」や、「ブレードランナー」の、究極試写版用の音声の検証をして、その結果に、いまだに圧倒されている。
生成AIで、人物の声を別の人物に変えたり、ノイズ混じりの声から、クリアな声を抽出したり…。
結果、「ブレードランナー 究極試写版」に使用しているデッカードのナレーションを、雑音なしのクリアな音源に出来ると判明。
究極試写版のデッカードのナレーションは、リドリー・スコットが監修しながらも、劇場公開版では使用されなかった音源だ。
これは、ブルーレイなどのBOXに封入されている特典映像集に含まれているのだが、残念ながら、独自の編集がなされているため、音楽やら効果音が入っていて、以前の編集では、それらの音楽や効果音を消せなかったので、それらを”活かす”方法を考えなければならず、死ぬほど苦労した。
しかし、クリアなナレーションになった事で、自由に音楽や効果音を入れ替えられるのだ!!!
リンチ版「デューン」では、ナビゲーターのセリフを新たに生成した。
なぜなら、劇場版とTV放映長尺版では違う役者がナビゲーターの声を充てていたから。
TV放映長尺の方がセリフが多く、本来の脚本に沿っているのだが、声は劇場版の方がリンチのお墨付きという、ねじれた関係だった。
そこで、TV放映長尺版のみのセリフを、劇場版の声に変換して使用してみた。
スゲーよ!
全く違和感なく、劇場版の声で、長尺のセリフが実現した。
前回の記事では、一足先に、アリアの声がポールに変化するシーンを紹介した。
いずれ、今回の成果も紹介するが、リンチ版「デューン」にしろ、「ブレードランナー」にしろ、究極試写版の完成が、さらに遠のく結果に…。
あははは…。
ただね、その分、まじに究極になるんで、気長にお待ちください。