「かがみの孤城」地上波初放送が終わったけど・・・あららら?
ここまで気に入るとは思わなんだ、映画「かがみの孤城」の地上波初放送が終わった。
まさかの、エンディングを丸々カットする中々にエキセントリックな編集があり、「孤城」を深く愛するファンたちからは、一斉に抗議の声が上がっていた。
まあ、そうだよなあ。無理もない。
なぜなら、エンディングでも、色々と大切な内容が描かれているからだ。
エンディングの”それら”があるかどうかでも、作品の理解度が異なるから、正直、残念な結果ではある。
かつて、「アナ雪」がフジテレビで地上波初放送となった時には、エンディングの「Let it go~ありのままで~」がブーイングにさらされることになった。
曲をそのまま流すのではなく、小さな子供たちから事前に募集されていた歌声を、映画本編の歌唱に差し替える形で放送したのだ。
※ネットより拝借した画像です。
多くの子供たちや、アナウンサーたちの合唱だったから、普通に余韻に浸りたかったファンの気持ちを逆なでしてしまったのだ。
なぜ、こんな”暴挙”に出たのか?
放送後、フジテレビの広報担当者が、理由を語っている。
■以下、記事からの抜粋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「アナと雪の女王」は大メジャーソフト。
1回は見たことがある人が多い中で、地上波で初めて放送するにあたり、ただ見ていただくだけではなく、(視聴者にも)参加していただくという企画を立ち上げたいと思いました。
1月から特設サイトを作り、いろんなところで告知をし、エンドロールに参加する企画を立ち上げて(動画を)募集しました。
(中略)
映画をただ「放送します」というのはでなくて、テレビだからできることを追求することはこれからもやっていくと思います。
劇場版そのままだったら映画館に行けばいいじゃないということになってしまうので、テレビでしかできないことはやっていきたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
つまり、すでにヴィデオソフトや配信などで簡単に映画を観られるご時世にあって、テレビで放送する意義を考えた結果なのだという。
実際、昔は毎日午後9時から、どこかのテレビ局が、地上波で映画を放送していた。
しかし今、午後9時からレギュラーで流しているのは日本テレビの金曜ロードショーだけになってしまった。
それだけ、映画を地上波で流す価値が低下しているのだ。
各テレビ局の苦悩が見え隠れしている。
ただ、今回の「かがみの孤城」については・・・
「冒頭20時54分からの謎の映画紹介枠を本編放送に当てればその時間でエンディングまで全部放映できたんじゃないんですか!!どうなんですか!!会見を打ち切るんですか!!質問に答えてくださいよ金曜ロードショーさん!!!!」
https://x.com/hisibird/status/1755963066133680541?s=20
という、知り合い「ひし」さんの悲痛な叫びからも分かるように、前枠を拡大したのなら、そこから本編を流せば、エンディングまでちゃんと入ったのかもしれない。
そんな残念感がある中、「かがみの孤城」の映画の「X」の公式アカウントが、ちょっと素敵な動画を期間限定で発信してくれた。
https://x.com/kagami_eiga/status/1755957864362021223?s=20
『かがみの孤城』【その後の風景】のスペシャル映像だ。
これは、2度目の復活上映時に、本編の最後にオマケで付けられた特別映像で、ブルーレイの特典映像集にも含まれていない、とても貴重なもの。
※ブルーレイには、映像ではなく、ポストカードとして封入されている。
映画の公式さまには感謝しかない。
なお、「ひし」さんは、「X」で同時視聴のスペースを開いていた。
僕も聴いていたけれど、うちのPCが不調でマイク参加が上手く行かなかったこともあり、途中でいったん離脱して、「孤城」の”その後(?)”のイラストを描いていた。
主人公こころは、記憶をなくしたとしても、必ず心の奥底には何かは心に残っているのでしょう・・・という感じかな。
また、放送後には、また他の熱烈な女性ファンの開いたスペースを聴いていた。
皆さんの熱い「孤城愛」にニヤニヤしながら聴いていたが、いつしかお悩み相談な感じになった。
皆、相談を否定せずに寄り添う感じが、リアル「孤城」みたいでホッコリしたのであった。