いつかギラギラする日 [DVD]
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お分かりだろうか。
僕が入手した脚本には、邦題「いつかギラギラする日」の名前がない。
「The Day olmost heaven」という英語のタイトルのみ。
「天国のような1日」とでも訳すのか。
「いつか~」とはかけ離れたタイトルなのが興味深い。
英語のタイトルとして、僕が知っているのは、確か最初のティーザー予告が「SOMEDAY INTO GLEAR」で、その後 最終的には「THE TRIPLE CROSS」に決まったはずだ。
二転三転してたんだね。
もしかしたら、この脚本は、初期のものかもしれない。
登場人物の役名はあるが、演者の名前は入っていない。
キャラクターの年齢やフルネームが分かるのは嬉しいよね。
脚本の冒頭は映画と違い、多岐川裕美演じる美里が産婦人科に行くシーンから始まる。
そして、そのまま、シーンは、荻野目慶子演じる麻衣の登場となる。
続く、角町が持ち込んだ銀行強盗が続くが、なんと、北海道ではない。
都心から80キロ離れたF市だし、派手なバイク同士のカーチェイスもない。
東洋銀行のF支店の集金時間に、仕出し弁当の商用車に偽装したワゴンで近づき、襲撃するのだ。
ギャングたちは、顔を特殊メイクで別人に成りすますという仕掛けもあるのだ。
続いては安岡力也演じる靴職人との場面。
靴職人は、脚本では乃木典之(48)と紹介されている。
映画本編よりも、時代の変化に取り残されそうになるアウトローの状況を詳しく説明している。
特筆すべきは、多岐川裕美が、実は別荘の使用人だったと明かされるシーンだ。
内容は、映画本編と同じなんだけれど、このシーンがどの位置に入るのか、そこが興味深い。
とりあえず、続きを読んでほしい。
↓コチラをどうぞ。
追伸:
なお、今の視点で見返すと、多岐川裕美のキャラクター美里が、あまりにも男にとって都合が良すぎるのが気になる。
あれを肯定的に描いている部分は、今の時代からみると厳しいと感じた。
よほど、荻野目慶子の役の方が、ギャングを相手に対等に立ち回るから、すげー応援したくなる。
この映画は、既成の権力に対して反逆する奴らの、熱いドラマだもんね!