【追加情報を加筆】来日は最後か?ジョン・ウィリアムズのコンサートに行って来た!
最高の音楽&映画体験だった。
大げさかもしれないけど、僕の人生が、ここまで、ジョン・ウィリアムズの音楽に励まされて来ていたとは思わなかった。
開演1時間前のサントリーホールには、すでに多くの人だかりが出来ていた。
中には、「チケットを譲ってください」のプラカードを提げた人がチラホラ。
ちなみにネットでは、一番安いチケット(それでも2万円台)に、「20万で買います」という呼びかけがあったと聞く。
すでに会場には、僕の知り合いのスター・ウォーズ に人生を捧げた友人達がいっぱい来ていた。
チケット争奪戦では、皆で連携して当選率を上げていた成果だ。
いわゆるガラ・コンサートだから、本来ならドレスコードがあるのだが、今回の案内には、服装の規定が無かったため、わりかしラフな友人もいれば、タキシードをバリバリ着こなした友人もいて、中々バラエティに富むビジュアルだった。
僕の席は、1階の左舷後方(22列13番)。
下の写真の位置。
ジョン爺達の表情はそんなに分かる位置じゃないけど、タクトを振るう仕草はバッチリ分かった。
前半は、世界的な指揮者にして、長年ジョン爺と親交の厚いステファン・ドゥネーブさんが指揮をとり、後半がジョン爺という布陣だった。
このドゥネーブさん、「E.T.」の主人公エリオット君と同じ年齢で「E.T.」を観たそうで、この瞬間に「E.T.」のとりこになって、指揮者になってからは、本当に映画に忠実な音色を心がけていたらしい。
実際にご本人を見ると、やや白髪が目立ち、もう少し上の年齢だと思っていたけど、まさか、僕と同じ歳だったとは!
そして、いよいよ最初のドゥネーブさん指揮の「E.T.」が始まると、すでに僕の涙腺がゆるみ、ジョン爺にタクトが代わった最初の曲「スーパーマン」では鼻をすすり、「スター・ウォーズEP8最後のジェダイ」ではやや持ち直し😅、「スター・ウォーズEP4王座の間〜エンドタイトル」では涙腺がまたまたヤバくなり、アンコールの「レイダース」でついに号泣😭
「帝国のマーチ」では意味もなく叫んでいた😝
やっぱり、ジョン爺が絶好調だった時の楽曲は、本当に本当に美しい。
旋律の緩急が自在で、音色がキラキラしていて、とにかくメロディアスなのだ!!!!!
基本的にロマンティックな方なんだなあとつくづく思う。
そして、彼の曲はいつ聴いても古びないとも感じた。
彼の手掛ける曲は、大作映画が多いから、今でもどこかしこで耳にするから、久しぶりに聴いたという感覚が低いのかもしれない。
あまりにも多作だから、人生後半の作曲だと、曲が似通ったり、メロディーラインが不明瞭で口ずさめなくなるものが多くなるけれども、それでも、「これは『ジョン爺節』だよね」と分かるから凄いよなあ。
今回のコンサートの冒頭で演奏された「雅の鐘」が正にソレで、この曲は、1993年のボストン・ポップス管弦楽団の日本公演のために書かれたそうだが、旋律がコロコロ変わり、正直馴染み辛いと感じる部分があったけれど、「これはジョン爺」の曲だな、と感じさせる部分がいっぱいあり、ジョン爺の音楽の魅力と特徴が垣間見れたように感じた。
※なお、「雅の鐘」だが、当初僕は「雅の舞」と記していた。
コメント欄に間違いを指摘してくださった方がいるので、修正した。
また、「雅の鐘」についても、より詳しい情報をお寄せいただいたので、合わせて紹介する。
「これは1993の来日の時に、今の天皇陛下の御成婚と同じ時期であったので、それに合わせて作曲されたものです。
因みに和名タイトルの「雅」は「雅子」様のお名前に由来しています。」
「ぼんたくん」様、ご指摘ありがとうございます☺
アンコールでは、先にも少し触れたけれど、「ヨーダのテーマ」「インディアナ・ジョーンズのテーマ」、そして「帝国のマーチ」の3曲が演奏された。
「帝国のマーチ」を紹介するとき、ジョン爺は「次は、ダース・ベイダー!」と言うと、場内は「おおお!」という笑いと歓声に包まれて、そして鳴り響く「帝国のマーチ」!!
今書いていても鳥肌ものだった。
ジョン爺は、登場した時は、ややゆっくりな歩みで、91歳の年齢を考えると「無理しないで~」と言いたくなるのだが、いざ始まると、動作は最小限でも、ビシビシ動きが決まり、緩急の付け方が本当にカッコよかった。
特に、指揮台の周辺に弦楽器の演奏者が取り囲んでいたんだけれを、彼らの演奏パートでは、ジョン爺は身を乗り出して、演奏者に直接語り掛けるように、繊細にタクトを振っていた。
・・・・【追加情報1:友人の証言】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分は2回の真横席から鑑賞で、お顔もタクトもバッチリ観れる席で感動しっぱなしでした。
こちらから見えた追加の情報ですが、王座の間からアンコールまでの4曲は、指揮台にスコアはあったのですがさわりもせず、開かずタクトを振っておられましたよ。
長年演奏されてるからなのかと思いますが、それすらも感動ものでした。
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もう、カッコよすぎて痺れますぜ!!!!
日本への来日は実に30年ぶりらしく、世界的指揮者の小澤征爾さんに会いにきたようだ。
(上の写真は、2日に長野県松本市の音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」で握手を交わす2人の様子)
今回のコンサートには、小澤征爾さんの姿はなかった。
恥ずかしながら、僕は、ジョン爺と小澤征爾さんが懇意にしている仲とは全く知らず、場内に小澤征爾さんの息子で俳優の小澤征悦さんの姿があった時は、ちょっと驚いてしまった。
今回が30年ぶりの来日だったジョン爺だけれど、彼のあいさつの中では、「日本に来た」ではなく「日本に帰ってきた」と表現されていた。
もうね、これだけで感無量ですよ。
本当にありがとうジョン爺!!
・・・・・・【追加情報2:配信決定!】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なお、今回の「ドイツ・グラモフォン創立125周年Special Gala Concert」の模様は、9月9日午後8時より、ドイツ・グラモフォンによるクラシック音楽に特化した映像・音楽配信サービス「ステージプラス」にて全世界で配信されることが決定。
また、Amazon Musicのプレイリスト『REDISCOVER John Williams』では、この日のコンサートで演奏されたセットリストをまとめて展開している。
■ステージプラスでの配信についての詳細
https://www.stage-plus.com/ja/video/live_concert_9HKNCPA3DTN66PBIEHFJ8C9N
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そんで思い出したのが、僕が小6の時のこと。
当時、レンタルレコード店「友&愛(YOU&I)」で「E.T.」のサントラを借りて、いとこのお姉ちゃんにテープに録音してもらった。
すると、少しテープが余っていたらしく、E.T.のエンドテーマが終わると、いきなりクイーンのフラッシュゴードンが始まる仕様になっていたのだ!
なので、E.T.とフラッシュゴードンは、僕の中では切っても切れない貴重な思い出なのだ。
なんのこっちゃ😂