もしも、「スター・ウォーズ」日本語ドラマレコードの音源に、実際の映像を当てはめてみたら??
皆様、本当にご無沙汰しております。
本業の映像制作が忙しくて、中々時間を作れず今に至っておりました。
また趣味では、「スター・ウォーズ」を愛してやまない方々で作り上げた5月4日「スター・ウォーズの日」を祝う、ライブ配信イベント「カンティーナジャパン2022」のお手伝いをしており、時期的に本業と趣味が激突してしまい、悲鳴を上げていたのです。
ようやく本業の映像制作も峠を越え、スター・ウォーズイベントも無事に終わったので、ブログを更新しました。
ちなみに、どんなイベントだったかは以下のリンクで実際のライブラリー動画をご覧ください。
6時間以上もある、マジに長丁場の配信イベントでした。
とはいえ、長丁場に感じないほど内容の濃いものでした。
実際にスター・ウォーズ作品群に関わった日本の映画監督、音楽家、熱烈なファンから、SWアイテムに命を捧げたコレクターや、日本酒でSWの世界を表現しようとする方まで、とにかくSW愛が半端ない「戦士」が入れ替わり立ち代わり登場しました。
正直言って、これだけの濃いゲストをたった6時間で紹介するのはもったいない!
一人のゲストだけで1時間は持つ内容でした。
私も、現場カメラによる撮影や、番組全体のタイトル動画などの制作、各地のSWファンたちから送られてきたメッセージ動画の調整などを担当しました。
さらにはイベントの終盤で、私のコンテンツまで披露させてもらえ、スタッフの皆様には感謝しかありません。
相変わらず、やることがマニアック過ぎるのですが、今回は、日本語版のドラマレコードを紹介しました。
実は、一番最初のスター・ウォーズが日本で公開された1978年、公開に合わせて、オーディオドラマレコードも発売されました。
A面・B面合わせて正味50分ほどのダイジェスト版ですが、吹替陣は豪華キャストなので驚く内容です。
<キャスト>
ルーク・スカイウォーカー:神谷明
レイア:潘恵子
ハン・ソロ:羽佐間道夫
オビ・ワン・ケノービ:納谷悟朗
C-3PO:三橋洋一(現 橋本晃一)
ダース・ベイダー:辻村真人
モフ・ターキン総督:山田康雄
ナレーション:広川太一郎
特筆すべきは、状況説明をするナレーションが独自に採用され、レコードの録音限界にギリギリ収まる尺へのコンパクト化に成功している点です。
ナレーションは、広川太一郎さんが担当していました。
本来、映画とは映像で物語を語るもので、音声のみでドラマを表現するのは非常に困難な作業なのです。
そこでドラマレコードでは、ナレーションが物語の理解に大きく貢献しているワケなんですね。
じゃあ!
もし、この音源に、本物の映像をはめたら、誰も見た事のないスター・ウォーズになるのではないか…
映画復元師としての興味がムクムクと沸き上がり、今回の大いなる実験に繋がりました。
イベントでは、50分全ての音源から4つのブロックをセレクトして紹介しました。
・動画1:20thフォックスのロゴ~R2-D2脱出まで
・動画2:ルークやオビ=ワンがカンティーナ酒場でハン・ソロやチューイをスカウトする場面
・動画3:ルークたちが、レイア姫を救出しようと奮闘する場面
・動画4:映画ラストのデス・スター攻略の場面
あくまでも音源を尊重するため、画と音が合わない部分は、映像を加工して音声に合わせました。
豪華声優陣についての詳しい解説や、実際の4つのパートの動画は、是非「カンティーナジャパン2020」の動画をご覧ください。
時間は、5:31:20あたりからとなります。
特に動画4では、ドラマレコードならではの”秘密”についても触れています。
ちなみにイベントでは、削除(BAN)対策として、動画1だけは全編静止画のみで構成しました。
いわゆる紙芝居のような仕上がりです。
動画2以降は普通に動画となっております。
なお、紙芝居風も味が合って好きなんですけど、やはり動画で観たいという方も多いと思います。
そこで、このブログだけで、動画1の本来の姿をコッソリとご紹介します。
※著作権を侵害する意思はありません。 不都合がありましたら、即座に削除します。
※レイア姫の声を演じた潘恵子さんは、「藩」ではなく「潘」です。
配信動画では「藩」で紹介してしまいました。
また、潘さんの作品として、「アルプスの少女ハイジ」のクララを紹介していますが、これも間違いです。
この場にて謹んで訂正いたします。
フォースと共にあらんことを。
そして、今回、貴重なレコード資料を提供くださった、斉藤由貴が命のヤマモトさんに多大な感謝を捧げます。