ついに来るか!!劇場版「スター・トレック/ディレクターズ・エディション」4Kリマスター計画 | 映画復元師シュウさんのブログ

ついに来るか!!劇場版「スター・トレック/ディレクターズ・エディション」4Kリマスター計画

ついに、ついに、好き過ぎて死にそうなくらいの、ロバート・ワイズ監督による「スター・トレック/モーション・ピクチャー」の4Kリマスター「ディレクターズ・エディション」について、詳しい進捗状況が明らかになってきた。

 

かつて、DVDでのみ発売されたこのディレクターズ・エディションは、初公開時に実現できなかった要素を組み込んだ、ワイズ監督自慢のバージョンだった。

 

ところが、このバージョンの制作を請け負っていたプロダクションがその後倒産してしまい、せっかくの素材が散逸してしまっていた。

もう、リマスターは実現しないのかと危ぶまれていたが、その後になって素材が発見され、本格的なリマスターに向けての作業が進行していたのだ。

ちなみに、当時の追加素材はDVD向けだったはずで4Kクオリティではもちろんなかったと考えられる。

一体、どのようにリマスターしているのか楽しみでならない。

 

以下では、最新のニュース記事を(勝手に)翻訳したので、どうか堪能頂きたい。

誤訳は極力修正したつもりだが、もし残っていたらご勘弁を。

 

4Kリマスター版「スター・トレック/モーション・ピクチャー」

ディレクターズ・エディションのプレビューで、新たなレベルのディテールが明らかに

(自動翻訳を元に修正したものです)

オリジナルの記事はコチラ

JANUARY 25, 2022 | BY: BRIAN DREW

 

「スター・トレック/モーション・ピクチャー」の4Kディレクターズ・エディションは、2022年の最も期待される作品に選ばれましたが、今週、Paramount+のプロジェクトチームが、映像がどれほどアップグレードされるかを示す新しい画像をいくつか公開しました。

 

古典を蘇らせるためにアーカイブに立ち返る

プロジェクト・プロデューサーのデヴィッド・C・ファインがStarTrek.comで公開した最初の画像は、軌道を離れるUSSエンタープライズと軌道上の宇宙ステーション群の2枚です。

そしてファインによると、それらは 「それぞれのショットの要素のオリジナル・ネガから、ほとんど画質を落とさずにデジタルで組み直された ものだ」といいます。

数年前、我々はこの映画の視覚効果監修者の一人であり、この分野のパイオニア、ダグラス・トランブルにインタビューしましたが、彼および同僚が1979年に撮影した65mmフィルム素材は、パラマウントの金庫室のどこかに潜んでいるかもしれないと推測していました。

TrekMovieは、そのフィルムリールが実際に発見され、リマスター版のディレクターズ・エディションに使用されていることを確認することができました。

高解像度の素材(65mmは8K以上の画質に相当)を使用できるため、実に壮大な映像が得られる可能性が高いです。

 

新要素の追加

このプロジェクトのチームは、2001年のDVD向けディレクターズ・エディションをHD(高画質)時代に再現するだけでなく、いくつかの追加的な微調整も行っています。

この新しい高解像度画像では、ディレクターズ・エディションのチームが行った、新たな修正のひとつをはっきりと見ることができます。

これは、2001年に行うつもりだったものの、時間と資金が足りず、追加できなかったものです。

それは、カークとスコッティがエンタープライズ号に向かって飛び立つのに合わせて、トラベルポッドがドッキングしている部分です。

新しいカラー・テクニックを使用

また、この映画には全く新しいカラーグレーディングが導入され、より広いカラーパレットと、より高い画像忠実度を可能にするHDR(ハイダイナミックレンジ)プロセスを活用する予定です。

20年以上前の『ディレクターズ・エディション』の初回制作時には存在しなかったツールで、シーンごとに色補正ができるため、すべてのオリジナル要素がこれまでよりもはるかに美しく見えるようになります。

下の画像では、カラーリストのマット・マクファーランドが、映画のフィナーレとクリンゴン襲撃のシークエンスに手を加えているところです。

 

Paramount+に登場...でも、いつ?

このプロジェクトに情熱を注ぐ3人のカーボンユニット、レストアスーパーバイザーのマイク・マテシーノ、プロデューサーのデヴィッド・C・ファイン、視覚効果スーパーバイザーのダレン・R・ドクターマンが、このプロジェクトを実現します。

 

「スタートレック/モーション・ピクチャー: ディレクターズ・エディション」は、今年中にParamount+で公開される予定です。

この非常にクールなプロジェクトに関する最新情報は、TrekMovieでご確認ください。