今回のあの頃の思い出は、中島みゆきさんの「白鳥の歌が聴こえる」です。前回詠んだ俳句の兼題が「水鳥」でしたので、またまたみゆきさんの曲の中から“水鳥”をテーマにしたものを探してみました。水鳥自体は見つけられなかったのですが、水鳥の中でも美しさの面を代表する白鳥の歌がありましたので選んでみました。
 

 
 ♪ YOSORO YOSORO ♪
 ♪ たぶん笑っているよ ♪
 
 ♪ YOSORO YOSORO ♪ という歌詞を入れているのは、みゆきさんも白鳥を旅する渡り鳥として捉えていたのでしょうか。この曲は、8年間DJを務めた「オールナイト・ニッポン」の最終日のラストソングだったそうです。みゆきさんはこの時、一つの大きな航海を終えたと考えたのかも知れませんね。
 学生の頃、みゆきさんのオールナイトは聴いていたのですが、そんなに深夜まで起きていることはできず、必ず聴くという訳ではなかったので、最後の放送も聞きそびれました。今度YouTubeで聞き直してみようと思います。ラストソングに選んだというのは、「白鳥の歌」が臨終を前にした白鳥が歌うといわれる美しい歌だそうなので、それに掛けたのかも知れません。いろんなことを連想させてくれる歌ですが、歌詞の最後が ♪ たぶん笑っているよ ♪ となっているのはみゆきさんらしくて恰好よいですね。