毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日は「俳句さく咲く」の放映でした。今回の兼題は「噴水」でした。噴水というのは機械的な人工物なので、自然や動植物、行事などが定番の季語の中にあると、ちょっと異質なようにも感じます。わたしの持っている歳時記の説明でも、「公園などの池の中に設けられ、水を噴き上げる装置」と書かれており、この説明だけだと夏の季節感に乏しいです。噴き上げられた水のしぶきや、その周りで涼む人々の風景が連想されないと、「噴水」の季語として読み取りにくいですね。

 

 噴水の飛沫堕つ皆仰向けに

(ふんすいの ひまつおつ みなあおむけに

 

「噴水」の季語で詠むのは、今回が二度目になります。二回目だな、ということだけは覚えていたのですが、一体どんな句を詠んだのかまでは思い出せず、自身のブログの過去記事を検索してみたところ、こちら にありました。

何処となく詠んだ対象のテーマがよく似ていて、何とも変化や新鮮味やに乏しいです。夏の暑さの中、そのうだるような熱気を噴き上げる水しぶきで一掃して、人々に爽やかな涼味を与えてくれるような句を詠みたいところですが、何よりも噴き上げられた水ではなく、その後に落ちて来た水しぶきのほうに目が行ってしまうところから、もうこれはいけませんね。最初に詠んだ時は2012年でしたので、六年経っても大した成長もしていないという訳であります。正に、仰向けに落ちてただ天を拝んでいるだけのようです。

 

さて、こういう時はどのように自らの心を上手く操作するべきか。次に三度目の「噴水」を詠む時は、三度目の正直という諺どおりに今度こそ前向きな句を詠めることを期待したいのですが...

 

 

 

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