毎月の事務所便りで事務所からの風景として近況を載せています。まだ月末ではないのですが、特別号として紹介したいと思います。
千日紅
241回目は千日紅です。千日紅という草花の名前は以前から聞いたことがあったのですが、勝手に花の色は紅色だと思い込んでいたら、たまたまホームセンターで見つけた千日紅は紫色と白色で、ちょっと驚きました。それに、小さな丸い綿帽子みたいな花だと思っていたら、実はこれは苞（ほう）というもので、花ではないというのも初めて知りました。苞とは、花や花序の元の場所にあって、蕾を包んでいた葉のことをいうのだそうです。つまり、花ではなく葉っぱだということですね。葉っぱでも十分に花の役目を果たしているようです。
暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で長期間咲き続ける花だそうで、千日色が変わらないのではないかと思うほどなので、“千日”紅という名前がついたようです。耐暑性はあるのですが、耐寒性は弱く、形態は説明に一年草と多年草の両方が書かれていて、どちらなのかはっきりしません。これはもう、実際に越冬するかどうかやってみなければならないですね。
今回買って来た千日紅ですが、付いていたラベルには別名で“ちなつ”という名前が書かれていました。正式な名称ではないのでしょうが、千日紅の“千”を“チ”と読んで、夏に花がさくのでそれで“ちなつ”ですか。上手な名付けです。
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