毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

今回の兼題は「青梅」でした。熟さない梅の実のことです。梅は梅雨のころ、浅緑の丸い実を付けます、というよりも、梅が実を付ける頃に降る長雨を梅雨という、としたほうが正しいかも知れませんね。硬くて青い実を“青梅”と言い、熟した実を“実梅”と言うのだそうです。どちらにしても、想像するだけで、先ずは唇の辺りに力が入ってしまう植物です。

 

 青梅や葉陰に若き志士の墓

(あおうめや はかげにわかき ししのはか)

 

時々気分転換に京都に出かけるのですが、幕末の志士と言えば京都です。世の中の仕組みが変わる時には仕方がないのでしょうが、あの変革の時期に多くの志士が若い命を落としました。京都にもいくつも彼らの墓が残されています。彼らの若くして散った命、志半ばでそれを成就させることなく力尽きてしまった魂のことを想うと、酸っぱい青梅を連想してしまい、口のほうには唾液が、目頭のほうには涙が自然と溜まって来ます。彼らのような優れた志士たちが命を落とさずに維新を迎え、その後も生きて活躍していたら、今の日本の歴史も大きく変わっていたかも知れません。

 

「青梅」とちょっと離れて梅干しの話ですが、子供の頃、わたしは梅干しが嫌いでした。コンビニとかに売っているパックのお弁当にはよく梅干しがご飯の上に乗っていますが、必ず残していました。梅干しは食べ残してしまっても、残飯とまではいかないイメージがあり、残しても余り罪悪感がありません。そういうこともあって、梅干しのおむすびも含めて食わず嫌いのままだったのですが、何かの折に、全然おかずがなくて仕方がなく梅干しとご飯とだけで食べた時に、突然に梅干しの美味しさが分かるようになりました。今では、弁当に梅干しが入っていないと物足りない気持ちになります。ちなみに「梅干」も季語になっていて、季節は夏です。

 

 

 

 

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