毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

今回の兼題は「花」でした。今さら言う必要はないですが、季語の「花」は桜のことを言います。けれども最初っから「花」=桜ではなく、その始まりは平安時代であり、その前は中国に倣って花見は梅だったそうです。こういうトリビアは、最近TVのクイズ番組などが多くなったので、それほど希少な知識という訳ではなくなりましたね。とは言っても、日本のことを楽しみながら学べて、知識を得ることができるのですから、よいことに違いはありません。

 

 散り残る花に掛けやる上着かな

(ちりのこる はなにかけやる うわぎかな)

 

今年の花見は計画のし始めに躓いてしまって、満開の下での花見ということには行きませんでした。満開の頃を過ぎてしまった後、それも通勤の途中とか散歩がてらに桜並木をくぐりながらといった、あまり落ち着いたものではありませんでした。

人が少ないので混みごみしていないのは嬉しいのですが、風が吹くとはらはらと花びらが散ってしまいます。風が吹く度に桜の花の数が減ってしまうのが目に見えて分かるというのは、これもまた残念なことで、それもまた桜の楽しみかただとは思うのですが、わたしはそこまでの諦観の心には至っていないようです。どうにかならないものなのかと思っているうちに、自分の上着を掛けてやって、少しでも風から守ってやれないかなぁという考えが浮かびました。わたしも、風邪をひいてしんどい時に上着を肩に掛けてくれるとそれだけで何となく良くなったような気持ちになります。まぁ、桜と人とは違うし、肩の代りに枝に上着を掛けると、間違って枝を折ってしまうかもしれませんので、心の中で掛けてやるだけですが...

 

今年の春は結局、花見を楽しむことができませんでした。3月から急に仕事が忙しくなったためと、それに今年の桜の開花は例年よりも早かったため、一段落した4月にはもう満開の時期を過ぎてしまっていました。毎年のことだから1回ぐらい見逃してもいいか、と思いたいところですが、同じ桜の木でも毎年その花の咲きかたが異なります。今年の桜はどんな様だったのか、二度と分からなくなった訳で、そう思うと悔やむ気持ちがまた大きくなってしまいます。

 

 


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