今回のあの頃の思い出は、ザ・バーズの「アテンションプリーズ」です。と言っても直ぐに分かる人は多分50歳代や60歳代の方だけかも知れません。前回、「凍鶴」の兼題で俳句を詠んだ際に、JALの垂直尾翼は鶴のマークが採用されていて、ということに触れましたが、今回選んだ曲は「アテンションプリーズ」という題名でも分かるように、CA(昔はスチュワーデス)が主人公のドラマのテーマ曲でした。
 

 
 ♪ 揺れ動く愛の雲間を ひとすじに ♪
 ♪ つづく私のエアルート エアルート ♪
 
 1970年に放映されたドラマなので、“エアルート”という呼び方が昭和の雰囲気です。主演は紀比呂子さんで、九州から上京してスチュワーデス試験に合格し、厳しい訓練を乗り越えながら国際線スチュワーデスとして活躍するという、昭和の頃の典型的な娯楽ドラマでした。当時は飛行機に乗ることなど特別なことがない限り乗れませんでしたので、スチュワーデスと言えば女性の憬れる職業でもいつも上位に入っていました。なので、このようなドラマが作られるのももっともだという訳です。
 実は、同名のドラマで2006年にリメークされており、上戸彩さんが主演でした。こちらのドラマを思い浮かべる人が多いかも知れません。わたしは全く見る機会がなかったので、これからDVDとかで見るしかありません。更に実は...が続きますが、オリジナルの1970年版も一度も見たことがなく、結局わたしの世代は堀ちえみさんの「スチュワーデス物語」が一番の思い出なのでした。
 スチュワーデスに関するドラマも、どのドラマを思い浮かべるかでその人の年代が分かるというクイズに使えそうですね。
 




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