今回のあの頃の思い出は、江戸川乱歩 美女シリーズからのオープニング曲です。前回、「氷柱」の兼題で俳句を詠みましたが、この美女シリーズの第一作が『氷柱の美女』だったことから、昭和の懐かしき時代を思い出しつつ、この曲を選んで見ました。中学生の頃、テレビでよく見てました。改めて調べてみると、1977年から1994年までテレビ朝日系で放映されていた2時間ドラマで、「土曜ワイド劇場」の中の人気シリーズの一つでした。1994年の平成期まで続いていたんですね。知りませんでした。
 

 
 
 明智小五郎役は、天知茂さんが初代目として演じ、次に二代目が北大路欣也さん、三代目が西郷輝彦さんと、三人の有名男優さん達で引き継がれています。わたしがよく見たのは天知さんの回でした。多分、一番明智小五郎役に似合っているのではないかと思います。
江戸川乱歩というと、怪人二十面相や少年探偵団で子供の頃から本を読んでましたので、こういう大人向けの探偵小説というかミステリー作品も書いているんだということを意識し始めたきかっけとなる番組でした。大人向けというとこのシリーズは、当時のこれもまた有名どころの女優さんの微妙なヌード場面が織り込まれており、純粋な中学生の一少年にとっては、少年探偵団の活動も忘れてしまうくらいの衝撃であり、この番組を見る目的の非常な大きなウエイトを占めていました(← 文章が遠回し過ぎですね。もっと直接的に書かないと、当時の高揚感が伝わりませんなぁ)。
 ちなみに『氷柱の美女』は、江戸川乱歩の作品では『吸血鬼』が原作で、この回の妖艶な未亡人は、三ツ矢歌子が演じていました。うーん、微かにしか覚えてないなぁ。このシリーズはDVD化されているので、時間とお金があればもう一度見てみたいものです。
 





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