事業主の取り組みを支援するため、厚労省は委託事業として、女性の活躍・両立支援総合サイトを立ち上げています。仕事と家庭の両立に役立つ情報が掲載されていたり、一般事業主の行動計画公表サイト、自社の取組状況を診断する両立診断サイトもあります。前回は、その中から仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章について要旨をまとめました。今回は、仕事と生活の調和推進のための行動指針について、その要旨を紹介したいと思います。両立支援のひろばのホームページでは、以下のURLに公開されています。
今回は、ワークライフバランスの実現に向けた『3つの心構え』と『10の実践』についてです。
2.「3つの心構え」と「10 の実践」
ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた「3つの心構え」と「10 の実践」とは、仕事を効率化して、めりはりワークを実現するためのスローガンのようなものです。
『3つの心構え』
① 本気!
「ワーク・ライフ・バランス実現のために、仕事を効率化して、労働時間を削減する!」この実現に向け、全員が「本気」で徹底的に取り組む。
② 前向き!
「やらされ感」ではなく、全員が納得した上で、「仕事の効率化」に「前向き」に取り組む。納得できないことがあれば、一度立ち止まって、みんなで話し合う。
③ 全員参加!
「自分だけは例外」を許さない。「忙しい」を言い訳にしない。すべての仕事で効率化に取り組み、「全員参加」でワーク・ライフ・バランスを実現します。
『10の実践』
① 会議のムダ取り
② 社内資料の削減
③ 書類を整理整頓する
④ 標準化・マニュアル化
⑤ 労働時間を適切に管理
⑥ 業務分担の適正化
⑦ 担当以外の業務を知る
⑧ スケジュールの共有化
⑨ 「がんばるタイム」の設定
⑩ 仕事の効率化策の共有
次回は、『10の実践』についてまとめます。