今回のあの頃の思い出は、中島みゆきさんの「やまねこ」を選びました。この前のあの頃の思い出で「ガッチャマン」を取り上げましたが、悪役であるベルク・カッツェの名前の由来がドイツ語で「山 (Berg)」+「猫 (Katze)」だったということで、山猫といえばみゆきさんのこの曲でしょう。この展開、結構な人が既にお見通しだったかも知れませんね。
 

 
 
 ♪ 生れ落ちて最初に聞いた声は ♪
 ♪ 落胆の溜息だった ♪

 
 この曲、よく聴いているつもりだったのですが、歌詞を読んでみると、随分と深い物語が描かれているようで、またまた新たな発見でした。しかし、なぜに“やまねこ”なのかが、男のわたしにはみゆきさんの女心が読み切れない...ここが素人の限界なんでしょうか。曲調がみゆきさんの激しいタイプの作品なので、次々と迫り来るその勢いのほうに引き込まれてしまって、歌詞のほうがしっかり聴けていないんでしょう。こういうのもったいないなぁ、と思います。聞き流すだけでなく、歌詞を目で追いながら曲を聴くこともまたその作品を100%楽しむために必要なんですね。
 
 何はともあれこの曲、素人の生半可な歌唱力で歌おうなんて思うと、大変な大失敗となること請け合いの超難しい曲ですね。それだけ、みゆきさんの歌力が凄いものだということの証にもなります。貼り付けた動画の方は声色もみゆきさんに似ているし、歌も上手で驚きです。わたしは聴いて楽しむだけに留めておきます。はいっ。



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