毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日は「俳句さく咲く」の放映...の予定でしたが、“ぬきさしならぬ”都合があったようで、以前に放映した「猫」俳句作りの再放送となっていました。

とは言え、こちらは急な予定変更には対応し切れず、予定どおり「冬の空」という兼題で詠みたいと思います。ちなみに、テーマは切れ字「かな」を使おう!②でした。冬の空から連想する映像と言えば、わたしは曇天で天井の低い灰色の空を思い浮かべるのですが、晴れた日は、空気が澄み渡っているせいか、空高いところまで青一色で美しく、吸い込まれそうです。でも、晴れでも曇りでも、寒いことには変わりないですね。


 2Hの鉛筆で描く冬の空

 (にえいちの えんぴつでかく ふゆのそら)

 

冬の空をスケッチするなら、描くために選ぶ筆は、きっと2Hの鉛筆が一番良いだろうと思います。どの季節でも、空には雲が浮かび、飛行機や鳥などが飛び、地上近くでは遠景の山々が空をバックに眺められますが、どれを描こうとしても、それらの絵柄は細くてそして硬い線を持つ輪郭になってしまうのではないかと思うのです。雲も飛行機も、鳥も山々も、冬だからといって変わることはないのですが、肌で感じる寒さが、描く線を思わず細く、硬くしてしまいます。

デッサンで使う鉛筆はデッサン用の、太くて濃い線が描ける柔らかい芯の4Bとかの鉛筆ですが、冬の空の風景を描くのであれば、細くて薄い線が描ける4Hぐらいの鉛筆のほうが合ってますね。ちなみなぜ4Hではなく2Hにしたかというと、4Hまで細く硬くしてしまうと寒過ぎて、寒さに弱いわたしでは耐えられないだろうと思い、少しは手加減しなければと思ったからです。いくら冷たい冬の空であっても、幾ばくかの思いやりはあってほしいなぁ。



最近、鉛筆は使っていますか。小学生の頃は、入学の時に自分の名前を彫った鉛筆を作ってもらって、一生懸命勉強してましたが、大人になると、シャーペンやボールペンを使うばかりです。更に何でもパソコンを使うので、キーボードで入力することが多くなってしまって、鉛筆や、それから鉛筆削りもほとんど見たことがありません。お蔭で、手で文字を書くと酷く下手にしか書けなくて、その前にそもそも漢字が書けなくなってしまいました。ワープロというかパソコンは便利ですけど、便利になればなるほど、その裏で大切なものを知らぬ間に失って来ているようで、心配というか恐いですね。

 

 









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