今回のあの頃の思い出は、中森明菜さんの「SOLITUDE」です。この前の日曜に詠んだ俳句が「鮫」を兼題にしていましたが、水槽の中の鮫の孤独をテーマにしました。孤独と言えば、ソリチュードといういうことで、選んだのはやはり明菜さんの「SOLITUDO」です。
 

 
 ♪ 思い出はいらないわ バッグひとつで ♪
 ♪ I’m In a Solitude ♪

 
 多分、旅に出るんですよね。行く先は決めていないけど、この都会からは出て行く...それだけ。都会では誰でも他人。それは初めだけではなくて、本当は最後まで。思い出は要らないのか、最初から無かったのか。だからバッグひとつで十分。必要なものは、ほしくなった時にその場で手に入れればいい...思い出も、またしかり。
都会的な曲調で寂しさを歌われると、大海から水族館の水槽に連れて来られた鮫を連想さてもくれます。でもそれは鮫に限ったことではなくて、そうではなくて誰でも、都会に連れて来られたら一人っ切りの、あの感覚を抱くはず。それを明菜さんが一貫してこの曲を物静かに歌って代弁してくれているようです。
 どうにも嫌になって我慢できなくなって、そうしたらそろそろ旅立つ頃合いでしょうか。それとも、ゴジラが壊しに来るのを待ちますかね。
 
 




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