毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

今回の兼題は「帰り花」でした。あまり使わない言葉ですね。わたしは初めて聞きました。小春日和に草花が季節外れの花を咲かせることがあり、この様子を「帰り花」と呼ぶそうです。桜や躑躅、蒲公英によく見られるそうですが、わたしははっきりと見た記憶がありません。そもそも「帰り花」という言葉を知らなかったから、見過ごしていたのでしょう。知らないというとは、いろんなところで損をしてしまいますね。

 

 帰り花便り久しき友の顔

 (かえりばな たよりひさしき とものかお)

 

今回は、「帰り花」という言葉から連想する別のものを合わせて、二物仕立てで詠んでみました。俳句を詠む時によく用いられる手法でもあります。

一度咲き誇った花々が一度は消えて、そしてまた思い出したように咲くというのは、わたしにとっては学生の頃の懐かしき友を思い起こさせてくれます。もうずっと前から年に一回の年賀状ぐらいですが、あの頃のお互いの筆不精さを考えると、これまで続いて来たのが驚きです。もしかすると、どちらもどこかで止めにしようかと思いつつ、どちらからともなく便りが届いて、それでずっと続いているという、これもよくある事かも知れません。

そういう旧友が何人かいるのですが、ここまで続いているので多分最後まで続くのではないかと思っています。こういう時は、突然にやって来る便りのほうが、あまりよくないものだったりするので、やっぱり年一回が一番平和でいいですね。

 

帰り花を直接見たことはないですが、時々ニュースとかになって流れることがあります。最近はこのような“季節外れ”の出来事が多くなったように思います。これも温暖化による異常気象の一端なのかも知れません。人間は自然に対しては常に謙虚であるべきなんでしょう。自然を大切にして共存すること、それが何よりも求めるべき幸せなのかな、と思います。

 

 



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