毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。
本日は「俳句さく咲く」の放映でした。兼題は「水仙」で、テーマは“働く人を詠む”でした。寒さが厳しい時期に咲く水仙は、その他に楽しめる草花もなく、寒さに耐えながら唯一咲いている様子が清楚なイメージを呼び起こします。福井県の日本海に向く断崖に群生する野水仙は有名です。福井県の県花は水仙だそうです。
水仙に独り語りて日暮けり
(すいせんに ひとりかたりて ひぐれけり)
「水仙」の兼題では、これまでに一度
詠んでいます。前回もそうですが、今回詠んだ句も何やら侘しいものになってしまいました。元々冬の寒さは苦手だし、特に1月のこの頃は寒さの底のような時期なので、お正月がなかったら1月はあまり暮らし易い月ではありません。
さらに家の庭先を見れば、ほとんどの花は枯れてしまっており、春が来るまで待つしかありません。そんな時、頼ってしまうのはやはり水仙です。この時期は休みの日、特に用事もないと寒さのせいでずっと家に籠ってしまい、そのまま一日が暮れてしまうことがあります。そんな時、自分でも知らぬ間に水仙に話しかけてしまいそうになります。別に寂しい訳ではないのですが、明日からまた仕事が始まると思うと、何か静かに時が過ぎて行くのを感じていたい気がするのです。
家の水仙は、以前紹介したように黄水仙で、冬ではなく春先に花を咲かせます。春先に、他の花に先んじて春の到来を告げてくれるのもいいですが、もう一つ別に、冬の寒さの中で咲く野水仙も植えてみようと思います。
水仙はヒガンバナ科の多年草なんですね。あの彼岸花と同じ種類の花だとは知りませんでした。どちらも群生しますし、そこから一輪だけ摘んで挿した時の姿にも同じような感慨を受けてしまうのは、そのせいなのかも知れません。
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