毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

今週の兼題は「乗初」でした。新年に初めて乗り物に乗ることを言います。交通機関が発達していなかった昔は、新年に初めて馬や駕籠に乗ることに“初”という新鮮な感じを強く持ったのだと思います。現代は車や電車、それに旅客機までも身近になりました。一昔前は船とかも移動手段として使われていましたが、最近は豪華客船でのクルーズ旅行とか、船は観光や娯楽のための乗り物になってしまいましたね。

 

 乗初の俥夫が風切る法被かな

 (のりぞめの しゃふがかぜきる はっぴかな)

 

句を作ろうとした時、先ず乗り物を何にするか悩みました。電車やバスだと身近過ぎるし、飛行機も今ではそれほど目新しくないし...ということで、いろいろ考えて人力車にしました。“人力車”と入れると語数が多くなってしまうのですが、検索していたらにんべんのついた“俥”という漢字を見つけて、これでうまく人力車を表現することができました。

わたし、実はまだ人力車に乗った経験がないのですが、京都や鎌倉はもちろん、都内やちょっとした観光地でもよく見かけるようになりました。お正月は特別に法被を着て、いつもより威勢よく引っ張ってくれるんでしょうか。今年のお正月のようには天気に恵まれた時は、人力車ぐらいの速さで風を受けながら観光地を回るときっと心地よいでしょうねぇ。

 

今年わたしが最初に乗ったのは、実家にある車でした。これだけなら珍しくもないですが、実家が農家をやっているので、後ろに荷物が載せられる荷台のついた軽トラで、それもマニュアル車なのです。久しぶりのマニュアル車だったので、クラッチとギアの操作に慣れるまで時間がかかりました。もうそろそろオートマの乗用車でも買えばと思うのですが、父親も随分と歳をとってしまったので、車を替えると運転が心配だということでこのままにしているとのこと。ましてやマニュアルをオートマに替えるなどは大問題です。そう言えば最近、ブレーキとアクセルを踏み違えたための高齢者の事故が多いですが、これは、オートマが普及してしまったというところにもその原因があるように思うのです。オートマなら、アクセルを踏めばギア関係なく前に進んでしまいますが、マニュアルならエンストして止まってしまうこともあるので、より安全なように思うのですが...ちょっと違うかな。

 



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