建設産業における社会保険加入の徹底を促進するため、国土交通省が作成した社会保険加入促進チラシの活用について周知の連絡がありました。

建設産業においては、社会保険について、保険未加入企業が存在し、技能労働者の医療、年金などの公的保障が確保されぜ、若年入職者減少の一因となっているそうです。そのため、社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインというものが制定され、建設業における社会保険の加入について、元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割と責任を明確にし、建設企業の取組の指針となるべきものがまとめられました。平成24111日施行の予定です。


下請指導ガイドライン 

 元請企業の役割と責任

 ・協力会社組織を通じた指導等

 ・下請企業選定時の確認・指導等

 ・再下請通知書を活用した確認・指導等

 ・作業員名簿を活用した確認・指導等

 ・施工体制台帳の作成を要しない工事における取扱い

 ・建設工事の施工現場等における周知啓発

 ・法定福利費の適正な確保

 下請企業の役割と責任

 ・その雇用する労働者の社会保険加入手続きを適切に行うこと

 ・元請企業が行う指導に協力すること

 


こちら休日社労士Web事務所-下請指導ガイドライン(元請企業)


こちら休日社労士Web事務所-下請指導ガイドライン(下請企業)


こちら休日社労士Web事務所-下請指導ガイドライン(労働者)

わたしの働いているIT業界も、建設業とよく似た元請-下請の構造が何層にも重なっている契約形態が見受けられます。法令を遵守して適正に社会保険の加入費などを負担する事業者ほどコスト高になって競争上不利になるという矛盾したことにならないようにしなければいけませんね


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