俳句 - 「卒業」

 

毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日の兼題は「卒業」でした。やっぱり日本の3月は「卒業」が一大イベントですね。子どもの卒業式に何回か出席しましたが、卒業の歌を聴いているうちに自分の子どもの頃の卒業式を思い出して、何となく涙ぐんで来ます。回りからは、子どもの卒業を祝って泣いているように見えますが、実は自分の悪ガキの頃を後悔して泣いているというのは、何ともリアルです。

 

 卒業を ぐぃと飲み込み 旅立ん

 (そつぎょうを ぐぃとのみこみ たびだたん)

 

卒業した後の進路や就職が決まっていれば安心して卒業式も味わえるのですが、近頃はそんな悠長なことは言っていられない状況ですね。昨日書いた記事の「時代」(中島みゆき) ではないですが、先が決まっていないのは将来の可能性が無限にあると考えて、これまでの過ぎ去った日々を全部一気に飲み込んで旅立ちたい、そんな気持ちを詠んでみました。

 

社会人になって、自分自身の「卒業」を経験することからは遠退きました。今度の「卒業」は定年退職の時となるのでしょうか?

 

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