俳句 - 「雪達磨」

 

毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日の兼題は「雪達磨」でした。私は南の方の生まれなので、子どもの頃に雪だるまを作って遊んだ記憶は1回か2回ぐらいしかありません。雪が積もっても数センチなので、苦労して丸めた雪だるまも手のひらに載る程度です。あの頃はテレビで見る北国の大きな雪だるまがうらやましかったです。

 

 帰る子の 背中追いそな 雪達磨

 (かえるこの せなかおいそな ゆきだるま)

 

仲のいい遊び友だちと力を合わせて作った雪だるまですが、夕方、日が暮れる頃には遊びを止めてそれぞれの家に帰らなければなりません。一緒に遊んだ雪だるまも連れて帰りたいのですが、暖かい家の中へは入れられません。別れを惜しみながら帰っていく子ども達を見ていると、残された雪だるまがその背中を追って行きそうに見えます。

雪だるまを作った次の日は決まってよい天気で、融けかかった雪だるまの顔が泣いたように見えるのは辛いんですよね。

 

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