事務所便り 2010年11月号(5) 「社会保険労務士」か「社労士」か

『月刊社会保険労務士 2010年11月号』(発行:全国社会保険労務士会連合会)より

 

社会保険労務士の名称について

 

先月の事務所便りで、なぜ「社会保険労務士」という長い名称になったか、という話題で、『会報 2010年10月号』(発行:東京都社会保険労務士会)の記事を紹介しました。

 

事務所便り 2010年10月号(1) 略称“社労士”使用禁止の背景

http://ameblo.jp/shuumatsu-sr/day-20101012.html

 今回、『月刊社会保険労務士 2010年11月号』にそれに類する投稿が東京会の会員の方から挙げられていました。

去る9月14日に開かれた民主党・臨時党大会で菅直人総理大臣が、民主党には多種多様な背景と経験を持つ方が集まっているとして、弁護士、税理士などとともに社労士の名称も挙がり、うれしく思ったとのこと。「社会保険労務士」ではなく、3文字の略称を使ったのは残念だが、短いスピーチの中では、「社労士」の方を使わざるを得なかったのではないか、とのことです。

投稿された東京会の方は「社会保険労務士」という正式名称を使うように意識しているそうですが、名称が決められた法制定から40数年が過ぎ、社会保険労務士も世の中に認知されるようになったので、長い言葉ではなく略称を使いたいと思っている人も多いのではないか、と言われています。『選挙演説の言語学』という書籍があるのだそうですが、選挙演説は聞き手を意識した言葉が大事とのことです。

ちなみに、これも同じ『月刊社会保険労務士 2010年11月号』の記事ですが、社会保険労務士の英訳名称についての記事が載っていました。連合会に設置している社会保険労務士制度国際化推進委員会(←この名称も長~い)において検討を重ね、今回、報告がなされたそうです。

 

◆社会保険労務士

・・・「Labor and Social Security Attorney」

◆全国社会保険労務士会連合会

・・・「Japan Federation of Labor and Social Security Attorney’s Associations」


英訳の場合は、頭文字などで略すると「LSSA」とでもなるのでしょうか。「エルーサ」とか呼ぶと、言葉の響きが結構かっこいいですね。

 

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