俳句 - 「蠅」

 

毎週日曜の朝に「NHK俳句」という番組が放映されています。これまでも時々見てはいたのですが、私も番組に合わせて、下手でも一句ずつ作ろうかと思うようになりました。できるだけ続けていこうと思います。

 

本日の兼題は「蠅」でした。とかく嫌がられる存在ですが、俳句の世界ではそのような蠅をうるさがるだけではなく、愛でる気持ちも持って詠うようにするとよい句が作れるそうです。蠅でよい印象というのは、私の頭では、高校の生物の授業でショウジョウバエが遺伝学の発展に貢献したと聞いた程度なんですよね...

 

 蠅を追い 暫し寝る子の 親となり

 (はえをおい しばしねるこの おやとなり)

 

公園にベビーカーを押して、散歩に来ている親子がいました。お母さんが近所の人とのおしゃべりして目を離している隙に蠅が一匹赤ちゃんの方へ飛んできたので、ちょっとの間お母さんに代わって蠅を追ってやりました。赤ちゃんは誰の子でも可愛いです。特に寝ているときはなおさらです。ちょっと口を開けていたりして。

なかなか蠅のいいところを見つけられず、蠅をダシに赤ちゃんのほうを詠んでみました。もっと、季語の蠅と向き合って読むようにしないといけないですね。