東海地方の企業の変化 | 名古屋で働く転職コンサルブログ

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名古屋で転職コンサルティング(転職相談)を始めて14年目となります。ブログを通して就活・転職・経済・経営のコト書いてます。

名古屋を中心とする東海地方の企業の特徴と言えば、

・(良くも悪くも)創業者一族の専制君主制の企業が多い


・堅実経営(借入金はあまりせず無借金経営、ハイリスクな経営選択はしない)


・一見さんお断りの譜代同士の固い結束力


日本企業の多くもこれらに該当するかも知れませんが、東海地域はことさら。


だから、名古屋圏でのビジネス展開は難しいと言われています。


ただ、それが変化の激しい時代とともに若干変化しつつあるように最近感じます。



ブロンコビリー、コメダ、風来坊・・・


東海地方を代表する外食企業がココ最近、どんどん関東へ進出しているらしい。←日経新聞より


理由は簡単。


東海エリアでの出店余地が少なくなってきたのと、巨大市場で売上拡大を狙うため。



《東海3県の人口》
愛知県・・・725万人
岐阜県・・・210万人
三重県・・・186万人
------------------
合計・・・1121万人


《首都圏の人口》
東京都・・・1200万人
神奈川県・・・879万人
埼玉県・・・705万人
千葉県・・・605万人
------------------
合計・・・3389万人



東京、大阪、名古屋は3大都市と言われていますが、人口で言えば東海は首都圏の1/3に過ぎない。


しかも、労働者数でみれば、首都圏は東海の約4倍のスケールがある。



《東海3県の企業数と従業者数》
愛知県・・・24万社/262万人
岐阜県・・・8.4万社/60万人
三重県・・・6.0万社/42万人
--------------------------
合計・・・38.4万社/364万人


《首都圏の企業数と従業者数》
東京都・・・50.4万社/1000万人
神奈川県・・・19.8万社/178万人
埼玉県・・・18.0万社/135万人
千葉県・・・13.2万社/108万人
--------------------------
合計・・・101.4万社/1421万人



大きな目でマーケティングしてみれば、首都圏に進出するメリットは歴然です。


昔は、横の固い結束力で東海エリアだけで何とかビジネスが成り立っていたのが、
攻めの経営に転じないことには今はゴーイングコンサーンが難しくなっているという
裏返しなのかも知れません。


大きな目・・・

当然、世界という目で考えると、やはり海外進出は必要不可欠。



《経済発展余地の高い国の人口》
中国・・・13億人
インド・・・12億人
インドネシア・・・2.3億人
ブラジル・・・1億9000万人
ベトナム・・・8800万人
タイ・・・6700万人
--------------------------
合計・・・30.75億人



約1億2000万人の日本は、世界10位ですが、高齢化社会に突入し、人口減少になることは必至。


数字から見ても、世界に出て行かなくてはいけないのは、必然なのかも知れません。


なんせそこには、日本の25倍のマーケットがあるわけですから。



1990年代後半から2000年代初頭にかけ、奥田碩社長、張富士夫社長の下、堅実経営の代表格
だったトヨタ自動車が一気にグローバリゼーションに打って出て攻めの経営に舵を切りました。



慎重で有名な東海の企業が続々と他地域へ進出するということは、日本企業全体で言えば、
グローバル化は待ったなしの状況になっているのかも知れない。


今回この日経の記事を読んでそう思いました。



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