読書メモ: 杉本昌隆 著「師匠は辛いよ」を読んだ。 テレビで見かける杉本さんのユーモアに富んだ人柄がよく出ている、軽快なエッセイで、大いに楽しめる一冊だった。
たまにテレビで見かける、「藤井聡太の師匠」である杉本棋士のユーモアに富んだエッセイ。棋士という肩書きからは、出てくる文章も硬いイメージを抱きがちですが、中身は全く真逆。あっという間に自分を追い抜いた藤井名人にちょくちょく自虐的に触れながら、棋士としての生活や裏話をふんだんに明かしてくれている、とても面白いエッセイに仕上がってました。
藤井名人がここまで伸び伸びと将棋界であっという間に頂点に上り詰められた、その一翼は、この師匠がこの人柄でそばに居て見守ってくれたからだと、このエッセイを読んで、改めてそんな想いを強く抱きました。
この本は、そう思わせてくれる、楽しく素敵な本です。
クスッと笑いたい方は、是非読んでみて欲しいエッセイの傑作です。
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