徒然なるままに・・・(趣味と介護・終活のブログ)

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趣味(写真、映画、読書、ガジェット)と介護・終活の話題を、徒然なるままに綴るブログです。
日々積み重ねる私の経験や思いが、そのときの温度感や機微と共に伝えられたらそれだけで幸せです。 \(^o^)/

ストーリーを知ってても涙腺崩壊する映画!

先ず伝えたいのは、この映画の完成度の高さ。 原作をしっかり読み込んでいるファンからすれば、直視したくないストーリーを忠実に再現している原作そのままの物語。 にも関わらず、知ってるストーリーにもかかわらず、しっかり何度も涙腺が崩壊した。 それくらい、人の心をダイレクトに揺さぶる力を持つ新たなアニメーション作品が、この映画。

音に印象深いアニメーション映像を被せる斬新な演出が心に響く

そんな、ダイレクトに心に響く映画の質を爆発的に印象深い作品にまで昇らせているのが、新たなアニメーション表現。 

音・音楽という本来聴覚にのみ響くコンテンツに対して、斬新なオリジナリティ溢れるアニメーションを様々なバリエーションで重ね合わせることで、”とんでもなく凄い”音楽シーンが繰り出され、観る人を圧倒。 この斬新な映像演出により、元々クオリティの高い音源が、より聴覚・視覚の両感覚から心に響いてくるパワーに昇華されている点は特筆もの。

原作あるストーリーなのに、しっかり練られていて超満足っ

2時間強という、映画ならではの時間の制約に、原作が持つ心温まるエピソード群をどう入れ込むのかも気になるところでしたが、ここも「上手いっ!」 と思わず声を上げてしまうような、素敵な演出で見事に映画の中に組み込まれてます。
この演出がまた、さらに音楽シーンの感動基盤を支えてくれるという、見事な映画でした。

もったいないので、原作読んでから観よう!

このような演出が成された映画なので、原作を知っている人にとっては伏線がしっかり頭に甦った上で映画本編を楽しむことができる、貴重な映画に仕上がってます。

一方で、原作を知らずに鑑たとしても、圧倒される音と映像や、その背景に流れる「何かに賭けるそれぞれの人の想い」というテーマは素直に視聴者の心に染み込む映画なので、充分楽しめる映画に仕上がってます。 

(それでも、原作を知っている方が楽しめる、原作のみにある伏線が散りばめられていることは、敢えて記載しておきます)

 

特に、日頃からジャンルを問わず”音楽を聴くこと”が好きな方には、是非観て頂きたい、素敵な映画でした〜。

 

〜 以上 〜 2024.05.01

”終活”を学べる、素敵な”ほんわか”漫画を見つけました

出会い

あるとき、AmazonのKindle Unlimited(本のサブスクサービス)の推奨本として、こんな本が紹介されてきました。(ですので、Kindle Unlimitedを契約されている方は、そのまま読めます)

親の介護、はじまりました。

 

今現在、遠地から独居の親の介護を担っている自分としては、この本のタイトルはそのままスルーすることができず、即時Kindleへダウンロードし、アッという間に読了しました。

介護の”あるある”を実体験からリアルに伝えてくれます

この漫画は、僕より数年先輩世代(今現在、60代後半くらいかな?)の子供無し漫画家夫婦が、ご自分の(遠地)介護経験を生々しく漫画という媒体で、とても解りやすく伝えてくれます。

その中身は、

「突然介護する立場に立たさせる」から、

        ↓

「介護体制を整える」

        ↓

「様々な介護トラブルに都度対応する」

        ↓

「介護レベルの変化に柔軟に対応する」

        ↓

「施設のお世話になる」

といった、介護の「あるある」な対応パターンを、漫画ならではのユーモア交えた軽快なステップで教えてくれます。

 

これほど、介護の「あるある」をリアルに、しかもわかりやすく伝えてくれる媒体を、僕は初めて見ました。とにかく”漫画”ですので、スラスラ読い進められる上に、それでも大事なポイントは外さず網羅して掲載してくれています。この上下巻を一通り読み切ることで、ほぼ、”介護”がどんなものなのかを把握することができるという、とっても優れた読み物に仕上がっています。

姉妹本も、この漫画同様、凄い!!

このブログでは、「親の介護」の上下本を紹介していますが、実は、この作者のこのシリーズには、人生を考える上でとても参考になるヒント満載の本が刊行されており、しかもKindle Unlimitedで全てが追加費用無しで読める状態です。

是非、これらの本も、読んでみて欲しい姉妹本です。

 ・不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日

 ・親の介護、10年目の日記(本当にあった笑える話)

 ・おふたりさま夫婦、老活はじめました。 ~どうなる!? 私たちの老後~

最後に

”介護”や”終活”は、人生を送る上で必ずと言って良いほど誰もが悩む人生の一大イベントです。しかも介護する側は、「初めて」「突然」この課題に向き合うことになるので、誰もが悩み、戸惑い、困り果ててしまう難題ばかりです。

 

こんな、悩むばかりの難題に対して、ここで紹介させていただいた漫画達は、作者の経験をあますこと無く丁寧にユーモア交えて伝えてくれていますので、万人の未来の不安を、少なからず軽減してくれると思います。

 

是非、これらのキーワードに敏感な立場に今いる方や、近々この立場に立ちそうな方、加えて、まったく遠い立ち位置にいる方まで、この機会に読んで頂くことで、人生を組み立てる一助になればと願って止みません。

 

〜 以上 〜

 

認知症を患う独居母が住む実家に、オール録音留守番電話を設置した経緯

 母の認知症による日常の記憶漏れは、ちょくちょく周りの色々な方に迷惑をかけます。代表的な迷惑パターンが、行政による介護サービスの一環で受けている、「布団洗いサービス」。電話で「来週の月曜日朝、布団を受け取りに行きますね〜」と連絡されていたにもかかわらず、当日朝、その事をすっかり忘れて畑に出かけて不在。相手の方に多大なご迷惑をおかけすることがたびたび発生していました。

 

 こんな迷惑事象発生を未然に防ぐため、我が実家には、全ての会話を録音できる留守番電話を数年前から設置し、母が電話でやり取りした内容を全て音声記録し、リモートで僕が内容を確認するようにしています。

 

 こんな文明の利器を設置した結果、母が電話で約束したことがこちらでも把握できるようになりました。お陰で、約束した日の朝に母に電話し、「今日はxx時にこんな約束してるから、準備して対応してね」というフォロー電話をかけることで、周りの方へ迷惑をおかけすることを劇的に減らすことができようになりました。

 

 この”全ての会話が録音できる留守番電話”の存在は、本当に有難いです。

 

月イチペースの実家介護帰省で帰宅直後に見つけた、見慣れないサプリメント

 月イチペースの介護帰省直後、見慣れないサプリメントを見つけました。母に聞いてみると、「断ったはずなのに、届いたのよ。仕方無いからお金を振り込んだわ。」とのこと。しかもよくよく聞いてみると、数ヶ月前に同じサプリメントを2本購入しており、その時のサプリメントが丸々残っているにもかかわらず、新品を6本追加購入。その額2万円! さらに残念なことに、前のサプリが丸々残っているのにその事を忘れている母は、新しく届いたサプリメントも開封済。結果、開封だけして数粒だけ飲んだサプリの瓶が2本、部屋に存在する状態になってました。

早速、全ての会話を録音している留守番電話をチェック! するとそこには、驚くべき会話記録が残ってた

 僕は即時、電話のやり取りを確認しました。すると、馴れ馴れしい営業のおばさんが、購入実績のある母に対しセールス電話をかけてきており、追加購入を熱心に働きかける電話のやり取りが、生々しく残ってました。

 

 電話の冒頭、母は「サプリを購入したことを覚えていない」と相手のセールスに伝えると、相手のセールスは、「あら! サービスつけて送ったのに、そのことも覚えてないの? 失礼しちゃうわね〜」という、僕の戦闘スイッチを入れるのに充分なレベルの(それこそ失礼な)一言を発声。

 

 その後も強引かつ狡猾なセールストークが長々と続き、母は「やっぱり要らないわ」と明確に不要の意思表示をしても引き下がらず、相手の粘り勝ちで最後は強引に商品を購入させて電話を終了。で、2万円分の、飲む気も無いサプリメントが一方的に届いていたという顛末でした。

母を馬鹿にしたセールス姿勢が許せず、即座にクーリングオフ手続き実行

 すっかり戦闘モードに入った僕は、この時点で逆襲を決心!。直ぐに消費者相談窓口へ電話し、対策を相談。結果、先ずは簡易書留にて「通知書」なる、クーリングオフを申し込む書類を相手へ送付することにしました。

 この時、届いた商品を既に開けてしまっているという残念なハンデがこちらにはありましたが、このハンデ含めて相手の姿勢に対して反省を促し、全額返金させるつもりで、「通知書」を作成し、送付しました。あとは相手の出方を待つだけです。

担当者からの待ちに待った入電ッ!!!

 簡易書留を送付して数日後、待ちに待った担当営業のおばさんからの電話が我が家に着信しました。母が相手と会話しても埒があかないので、即座に僕と交代。

 相手は交渉相手が母の長男に変わったことから、ちょっと驚いていたものの、「通知書」を送りつけられたということから、おそらく肉親が出てくることを想定していたのでしょう。特に困る様子も無く、「母から電話をかけてきた」とか、「母が自ら購入を求めた」とか、あること無いこと適当に言いつくろい、こちらが求めている返金を回避しようとしてきました。

 

 こちらも、最初は紳士的に相手の言い分を冷静に聞いていましたが、あまりにも事実と違う話を持ち出して言い訳を続けるので、頭にきて、以下の一言を伝えました。

 

「僕は、あなたと母とのやり取りを、全て留守番電話で聞いた上で、この「通知書」を母から送ってもらっています。それでもまだ、この不毛な言い訳を続けるなら、出るとこ出ますがどうしますか?」

 

 すると、少々無音の時間を経た後、「上と相談してかけ直します」という一言を残して、電話は切れました。

クーリングオフ完了ッ。 今後この押し売り会社からの電話セールスも完全撃退に成功!

 その後は、会社の経理担当と名乗る方から再度入電。具体的なクーリングオフのお話になりました。それでも、損失を少しでも軽減したかったのでしょう。「母が開けてしまった1瓶分だけは返金できない」だの、「返品送料の負担はお願いしたい」だの、潔い姿勢は全くみられず、こちらとしては、呆れるばかりの対応でしたが、最終的にはこちらの要求を全て受け入れて頂き、クーリングオフの手続きを終えました。


(最後の最後まで「返送負担はお願いできませんか?」とおっしゃるので、「こちらが送料負担をしなければならない相応の理由を教えてください」と返すと、「では、送料の負担についてはそちらの判断にお任せします」と切り返される始末。最後の最後には「着払いで良いです」という回答まで引き出しましたが、恐らくこの経理の方は、クレーム処理係として、できる限り会社の負担を少なく収めることを強いられているのだろうと想像するくらい、自社負担を減らす交渉を粘ってされる方でした)

最期に

 長々と綴った文章をここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 結論として皆さんにお伝えしたいのは、「記憶からこぼれる情報をすくい上げるツール」として、「オール録音留守番電話」は、とても頼りになる相棒になるということです。

 

 今回の一連の問題も、全ての会話を僕が把握できていたからこそ、相手と強く交渉できました。認知症の方が身近にいらっしゃる方は、このような便利な電話の設置を是非、ご検討いただければと思います。

 

〜 以上 〜

 

読書メモ: 杉本昌隆 著「師匠は辛いよ」を読んだ。 テレビで見かける杉本さんのユーモアに富んだ人柄がよく出ている、軽快なエッセイで、大いに楽しめる一冊だった。

たまにテレビで見かける、「藤井聡太の師匠」である杉本棋士のユーモアに富んだエッセイ。棋士という肩書きからは、出てくる文章も硬いイメージを抱きがちですが、中身は全く真逆。あっという間に自分を追い抜いた藤井名人にちょくちょく自虐的に触れながら、棋士としての生活や裏話をふんだんに明かしてくれている、とても面白いエッセイに仕上がってました。

 

藤井名人がここまで伸び伸びと将棋界であっという間に頂点に上り詰められた、その一翼は、この師匠がこの人柄でそばに居て見守ってくれたからだと、このエッセイを読んで、改めてそんな想いを強く抱きました。

 

この本は、そう思わせてくれる、楽しく素敵な本です。

クスッと笑いたい方は、是非読んでみて欲しいエッセイの傑作です。

 

〜 以上 〜

 

 

 

ずっと観に行きたいと思いながら、行けなかったこの映画。アカデミー賞を受賞したことと相まって、たまたま介護帰省中に母と観にいく時間を作ることができたので、今更ながらに母と2人で観てきました。

 

結果は、劇場で観られてとっても良かった。 普段、映画を見て涙する母を見たことは無かったのですが、今回ばかりは母も映画中、何度も泣いている様子でした。

 

ネタバレになってしまうので、ストーリーには触れませんが、このヒューマンドラマは、日本人が日本でしか作れない・・・。なんというか・・・そういう・・・日本人が大事にしてきた価値観を丁寧に描いた映画だと、深く思わせる、、、そんな映画でしたね。

 

それにしても、”神木隆之介”は、良いっすね!!

3月のライオンでもその演技に引き込まれましたが、今回も改めて、素敵な役者さんだと、改めて思いました。

 

まだ観ていない方! 今からでも急いで見に行ってくださいね。

超お薦めです〜。 \(^o^)/

〜 以上 〜