
ナイア「ホビット最終章さんのDVDさんです。マスターは映画館さんで、もう観賞しましたけど」
それでも、楽しみじゃったコトに変わりなし。
ヴィアンカ「ですが、この日を心待ちにしつつも、なにやらマスターには、不満がお有りのようで?」
ナイア「やっぱり前作であれだけ圧倒的な力を見せたスマウグさんが、あっさりお〇〇なりになったからですか?」
ヴィアンカ「しかも、メインタイトル前に。まったく、ホットスタートにも、程があるかと」
ま、原作も読んどるしの、我。
前作観た時点で、あの展開は、実は予測済み。
そもそもスマウグが〇〇されるのって、五軍の戦の単なるトリガーだし。
ナイア「なら、なにが気に入らないんです?」
なんかビルボの扱いが軽い。
『ロード・オブ・ザ・リング』の時もそうじゃったが、ありはビルボの物語でないんで、まだ納得いったんだが。
ヴィアンカ「しかしながらそれは、原作至上主義者共の戯れ言の類いなのでは、ありませんですかな?」
そうかもしれんし、そうでないかもしれん。
じゃが、明らかに指輪への繋ぎ意識し過ぎて、ビルボの物語としての描写に、物足りなさを感じるんは問題じゃろが?
ヴィアンカ「そほ言えば、スランドゥイル王との絡みなどは、すっぱりカットされておりまったな」
ナイア「エルフさんの鎧を着たビルボさんに、スランドゥイルさんが『あなたよりその鎧が似合う者はいても、あなたよりその鎧が相応しい者はいない』ってセリフとか、なくなってましたね?」
まぁのぅ。
ありゃどっちか言うと、今時のエルフの定番イメージが邪魔しとった気もするが。
ヴィアンカ「所謂、冷静沈着完璧超人キャラですな」
ナイア「その筆頭さんが、レゴラスさんですね?」
原作だとけっこう荒っぽい性格だったりするんだがの、レゴラス。
ヴィアンカ「しかし、となるとアレですな。『ホビットの冒険』『指輪物語』を下敷きに、伝説のD&Dから始まったRPGの世界。永い年月を掛け、そこで培われたイメージ像が、原作を映画化する上で大きな影響を与えるとは、これはなんとも皮肉なコトで」
そりは別に皮肉でもなんでもないじゃろ?
ナイア「逆にドワーフさんって、ほとんどトーリンさん一人のキャラクターが定着しちゃってるんですよね?」
ヴィアンカ「D&D以前は、『白雪姫』のハイホーハイホー言っている陽気なヒゲが、寧ろ定番でしたか?」
そこまで極端でもないんだがの。
そもそもドワーフて、本来小人の意味じゃし。

ナイア「そしてトーリンさんベースのドワーフさんの最終進化形態さんが、ウォーハンマーさんのドワーフさんなんですね?」
……をい。
ヴィアンカ「二言目には復讐復讐喚き散らし」
ナイア「少し目を離すと、いつの間にかモヒカンさんになってて」
ヴィアンカ「気が付けば、全身ピアスとタトゥーに覆われ」
ナイア「決め台詞は『ここがワシの死に場所か?』な、困った人たちですね」
いや…、ウォーハンマーてイギリス原産だし。
ありゃどっちか言うと、元ネタはパンク。