ナイア｢さあ、知りませんけど｣
ヴィアンカ｢彩夏さんに、なにかご用ですかな？｣
レイテ｢マスターのお酒ガメてきたから、一緒に呑もうかなって｣
ヴィアンカ｢ガメてって…。コトがバレたら、お仕置きですぞ｣
ナイア｢お尻ペンペンされちゃいますよ｣
レイテ｢それはたいへんね。…いけない趣味に目覚めちゃったらどうしよう？｣
ナイア｢いえ、あの…｣
レイテ｢だって、マスターになら何をされても、神姫にとってはご褒美なんでしょ？｣
ヴィアンカ｢それはマスターと神姫の、文字の位置が逆ですな｣
ナイア｢あれ？ そこにいるの、彩夏さんじゃないですか？｣
レイテ｢あ、本当。珍しく武装してるから分からなかったわ｣
レイテ｢姉さん。美味しそうなお酒が手に入ったから、一緒に呑まない？｣
ヴィアンカ｢おや？ 無反応ですな？｣
ナイア｢変ですね。日本酒好きの彩夏さんなら、喜びのあまり裸踊りを始めても、おかしくないのに？｣
レイテ｢ええ｣
レイテ｢どうしたの姉さん？ もしかして、もう酔っ払ってる？｣
ナイア｢本当に変です。ひょっとして、人違いですか？｣
ヴィアンカ｢いや、赤くて三本角でゴツい武装。これが彩夏さんでなくて、いったい誰と？｣
レイテ｢こんな下品な格好した人、姉さん以外にいるはずないじゃない｣
ナイア｢言われてみれば、たしかにそうですね｣
彩夏｢……ほほぅ｣
レイテ＆ナイア＆ヴィアンカ｢…ほへ？｣
彩夏｢あんたたちがあたしのコトどー思ってるんか、よーく分かった｣
レイテ｢…もちろん、この人が姉さんじゃないことくらい、私には最初から分かってたよ。わ、私が姉さんのこと、見間違えるハズないじゃない｣
彩夏｢ほえっほえっほえっ｣
レイテ｢だから…その意味深な笑い、止め……｣
ナイア｢なんだか絶体絶命な雰囲気です｣
ヴィアンカ｢さあ、レイテの明日はどっちだ！｣
彩夏｢あんたたちも同罪｣
ナイア＆ヴィアンカ｢ぎゃ～｣