国際疼痛学会の論文に「痛みには二面性があり、痛いと感じる物理的な感覚の一面と、情動からくる心理的な感覚の一面からくる」と定義してます。強い痛みが継続すると、一種の記憶として神経回路に残り、痛みの原因がなくなった後も、痛みの信号を出し続け、慢性的な腰痛や頭痛、膝痛などの症状から、睡眠障害や摂食障害、抑うつ状態を併発し、慢性的な痛みを継続増大させ、悪循環を起こす。脳や脊髄が痛みに過敏になった状態を中枢性感作と言って、脳の痛みに対しての誤作動とのこと。脳の誤作動を抑制するために脳の背外側前頭前野という部分が関係することが分かり、現在は脳の中枢を鎮静化すべく、専門の薬が処方されるようになってきました。リリカやトラムセットなど、セロトニン増大薬(抗うつ薬系統)が整形外科で処方されるようになり、鎮痛剤より主流になっていますし、鎮痛剤を併用するようにもなってます。それでも劇的に鎮痛したとはクライアントからは受けないのですが・・・。薬と外科。どこまでが限界で、どこまでを治癒とするのでしょうかね。薬も手術も所詮は症状と上手に付き合っていく方法でしかないように感じます。