消化器ガンに漢方薬が用いられた症例を読みました。術前術後の免疫力向上や抗がん剤による副作用の予防、全身の生理機能向上に効果が認められてます。体力の衰え、全身倦怠感、食欲不振、貧血、皮膚枯燥などに、十全大補湯、補中益気湯などが選択されるようで、ガン組織から出る毒素の1つであるトキソホルモンLを抑制する作用があることが分かってます。ちなみに、十全大補湯の「十全」とは「欠点がなく万全」という意味と、「手掛けた病気の全てを治す」の意味があり、病院の名称に使われるのをよく見かけます。体を温める10種類の薬から出来てます。また、補中益湯は「お腹(中)の力を補い、元気を益し、心身の疲れを取る」との意味で、気毒(ストレス)による自律神経への効果をうたってます。科学的根拠を見つけることが出来なかった時代の人は、どうやって効能を見つけ、薬にしたのでしょうか。太古の知恵はすごいですね。