変形性股関節症で約10年程、施術をさせてもらっている神経内科の先生のお話。
「医療の辿り着く最大の治療は外科。原因を見つけて取り除くのは訓練を受けた外科医しかできないから。では、外科に辿り着かない病はどうなのか。高血圧や糖尿病、原因の見つからない腰痛や頭痛、生理痛や肩こり。変形性股関節症だって手術に辿り着かなければ、対症療法の域をでない。症状に合わせた降圧剤や消炎鎮痛剤の定期処方、食事制限や運動などが指導され、治療となるが、ある意味では、病と共存し、コントロールしているだけとも言える。町のクリニックが繁盛するのも、対症療法の病がいかに多いかの理由だ。外科に辿り着くまでには時間がかかるし、意外と少ない。外科が臓器そのものを治す根治療法、対症療法の病は治すというより、いかに機能を持たすかの治療。病院の外来に来る患者の9割が病気じゃない病人、外科の必要な人は1割、残りは病と共存の患者のような気がする」。なるほど納得の講義でした。