生理痛重い方ではなかったのですが帝王切開で出産してから生理痛が寝込むほど酷くなりました

温めればマシかとお風呂に入ったり工夫しつつ生理の2日目は痛み止めも手放せない状態が1年くらい続いていましたが2日目だけだったのが1日目も3日目も痛みが酷くなりついには痛み止めが効かなくなったので


これはおかしいぞ


と婦人科にかかりました

帝王切開したせいかな?という思いがあったので我慢しすぎてしまいました


診断結果は子宮腺筋症

先生は問診の段階でそうだろうと確信していたようですが内診して一言


こりゃあ痛いですね


なかなか立派に成長しすぎた子宮がありました

後日MRIを撮ったところ子宮が骨盤よりも大きくなってしまっていました


子宮腺筋症は摘出以外に治す方法は無くて摘出しないなら薬で生理を起こさなくする事で子宮が大きくなるのを防ぎ痛みを抑えることしかできません

とりあえずジエノゲストという薬を3ヶ月続けましたが1ヶ月目快適、2ヶ月目ずっと出血が続く足が痛い、血液検査結果が今まではかすりもしなかった糖尿病一歩手前(ジエノゲストの副反応に血糖値上昇があるらしい)


これはヤバイ!と手術のお願いをしました


大人気?で3ヶ月待ちでしたが無事に終了


ヤバイと思って即予約して行った婦人科個人医院の医者がまさかの腹腔鏡手術数No.1総合病院腹腔鏡手術の部長という腹腔鏡手術のゴッドハンドだった幸運に助けられました


癒着が裏、内膜症でベッタリ 表、帝王切開で癒着、診察の時は無かったチョコレート嚢胞まで出現とこの先生じゃなければ開腹手術に切り替えていたであろうほど高難度の手術だったそうです


手術の映像をカラーで見せていただきましたが腸と子宮がベッタリ癒着していて凄かったです

子宮は小さくして膣から出すということで自分の膣を内側から見るというレア体験もできました


腹腔鏡手術は傷が小さいので負担が軽いと聞いてはいましたが本当に痛くない!

全身麻酔で寝て起きたら手術は終わっているのですが起きてもあまり痛くない

ただお腹の中を弄ったからか便意があり


便意があるのですが手術の影響ですか?


と聞くとお腹がまだ動いてないから出ないはずだから手術の影響ですね


と言われました

確かに弱い陣痛の時に感じる便意に似た痛みに似ていました

次の日手術の患者さんも手術後すぐに トイレに行きたい と訴えていたので同じような刺激があるようです


全身麻酔が覚めて急激に痛くならないように点滴で痛み止めを入れてくれているので急には痛くなりませんが

左手にナースコール右手に痛み止め注入スイッチを握らされて酸素マスク、フットポンプ、心電図、着用で身動きが取れずに午前中の手術でしたがスマホで家族にラインができたのは18時頃でした

コロナで立ち会いや面会ができないので手術終了後には担当医がしっかり家族に報告の電話をしてくれるのですが本人からの連絡が無いと家族は安心できなかったそうです


痛みは本当に楽!

痛みの限界はどこかな?と痛み止めを使わずにいたら結局全く使わないで痛みがなくなってしまい看護師に


使い切らないと終われないから1日5回は押してね


と言われてノルマで押していました

痛み止めを注入すると眠くなることが分かりました


そんな感じで痛み止めを自分で入れなくても大丈夫な痛みでした


手術当日は寝返りOKですが寝たきり、翌日は点滴以外の機器が外されて導尿チューブも抜かれて歩きます

歩けたら抜くのでは無くて抜いてから歩かせるのちょっと鬼畜(笑)

帝王切開の時は歩けてからでしたので


朝から水分OK、昼からは5分粥と刻み八宝菜、スープ、夜は普通の粥と柔らかめの豆腐とツナのおかずが出ました


手術2日後は朝ごはんから常食

普通のごはんになり点滴もほぼしないので管をまとめて止めて自由に移動もできるようになりました

点滴が付いていないのでシャワーも管をビニールでガッチガチに補強してもらって入れました


濡れるとせっかくの点滴管が使用できなくなるそうで、すごい補強具合でした

あと一回抗生物質の点滴だけなので最悪濡れたら採血するように注入するから大丈夫!と言われて安心感はありました


退院診察は唐突に呼ばれるので驚きます

外来までパジャマで行くのがちょっと嫌

この時に内診して内診後手術映像を見せてもらいました


20時に点滴終了 長い付き合いだった点滴針も抜いてもらって寝て起きたら朝食食べて退院です


病室のWi-Fiがめちゃくちゃ強くて自宅より快適なの笑えます

最近の病院はWi-Fiがあるんですね

Wi-Fiがあるからビデオ通話も気軽にできるし不自由が全く無くて楽しかったです

久しぶりに1人の時間がたくさんあってリフレッシュできましたが子ども達は毎日泣いていたそうで可哀想なことしました


帰宅後2人とも飛びついてきて泣いて喜んでくれました

あまり関わらない母親でも慕ってくれて嬉しいです


腹腔鏡手術を受けてみて思ったのは


まるで早回しで回復しているみたい


でした。

咳やくしゃみ、笑っても痛くない

そもそも術後の痛みがとてつもなく楽


普通の生活に戻っても痛み止めの服用は全くなしで過ごせています

お腹の中の重怠さとヘソの傷の治りかけの痒みが嫌ですが痛みというものは本当に気にならない程度でした


コロナ禍ならではなのか面会禁止でパジャマ、タオルなどレンタルで定額使い放題が気楽でよかったな

ボックスティッシュ、歯ブラシセット、ブラシ、イヤホン、洗顔料なども支給なので楽でした

昔家族が入院した時パジャマなどの洗濯が負担だったので家族としても助かるかも


悪い部分をとってスッキリしましたがやはり

子宮がなくなると冷え性になる、先生は関係ないというがやはり更年期障害のような症状がでる などと経験者が言っているので今後が少し不安ですが本格的に寒くなる前に湯船に浸かれそうでホッとしています


これ入院マスターの親戚が入院前に差し入れてくれた充電器がとても良かった

コンセント位置が少し遠くても安心のケーブル付き

USB2個、Type-C1個、その上裏にコンセント差し込み口3個付き

これのおかげでスマホとイヤホン充電が楽でした


あと入院マスターの差し入れ

よく使うものを入れておくのに便利でした



そこまで弱っていなかったので未使用

病院の共有ウォッシュレットを使いたくなかったので重宝、ちょっと体を拭きたい時にもよかったのでありがたかったです



自分で用意したGEOのワイヤレスイヤホン

値段と寝ながら使っても痛く無いということでこれを選びましたが寝たまま使えて使わない時に首にかけておけるので無くならなくて便利でした

同室の音が夜中うるさい時も耳栓として使えます

大部屋は初体験だったのですが人間の音ではなくて病院は同室者に付いた機器の音がうるさかったのは盲点でした

iPhone15プロマックスでも使えました


Amazonの似た商品


手術後3ヶ月は階段も避け、自転車も乗らずにいましたが

術後1ヶ月半もすれば傷は全く気にならなくなり普通の生活です


1ヶ月検診でも問題なかったので夫婦生活も1ヶ月半くらいで開始しましたが夫に


「パパの子ども達が即戻ってくる以外は以前と変わらないが言われてみれば行き止まり感があるかも」


と言われました


確かに以前は力を入れないと出てこなかった子ども達(笑)が即逆流して少し面倒ですがこちらの感覚も変わり無しです