ロッテ・サブロー外野手(35)=本名・大村三郎=と、巨人・工藤隆人外野手(30)プラス金銭の交換トレードが合意に達し、29日に両球団から発表された。
巨人にとっては5月に、日本ハムで4番を務めた高橋信を金銭トレードで獲得したのに続く、打線テコ入れ策の第2弾。清武英利ゼネラルマネジャーは「ウチの攻撃陣が非常に力を発揮できていない。外部からの力を取り入れることによって、強く刺激して競争を激化させたい」と説明した。
サブローはプロ17年間で通算1114安打をマーク。「つなぎの4番」として05年にロッテを日本一に導いた。今季は5月4日の西武戦(西武ドーム)で死球を受け右手薬指を打撲、出場選手登録を抹消されたままだが、6月12日のイースタン・リーグ日本ハム戦で注目新人のD1位・斎藤(早大)から右中間席にソロ本塁打を放ち、健在ぶりを見せている。
登録名は本名の「大村」になる予定で、背番号は未定。30日に東京ドームを訪れ、原監督らに挨拶する。1軍合流は未定だが、原監督は「非常に期待するところは大きい。堂々と巨人軍でプレーしてほしい」と期待した。
(セ・リーグ、巨人5-5ヤクルト=規定により延長十回引き分け、7回戦、ヤクルト4勝2敗1分、29日、郡山)巨人の原監督は試合後、悔しさを隠すような穏やかな顔で現れた。九回1死一、三塁から4、5番でサヨナラの絶好機を逃したが「言ってもきりがない。引き分けは良しとしてあすにつなげようということ」。自身に言い聞かせるようだった。
本音は逆だろう。ヤクルト先発の加藤は球威、制球ともに見るべきものがなく、一回に打者9人で3点を先行。一気にKOして楽な展開に持ち込めそうだが、二の矢が出ない。二~四回は三者凡退とすると、五回には逆転を許してしまったのだ。
岡崎ヘッドコーチは「先に4-0にできていれば展開は違ったはずなのに…」とぼやいた。負ければ借金7で5位転落。救援陣の踏ん張りで何とかそれは避けたが…。震災後は初となる福島県でのプロ野球開催について「意義あるシリーズだった」と原監督は強調したが、ベンチにもファンにも、もやもやの残る2試合だった。(以上、サンケイスポーツ)
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おはようございます。
ジャイアンツが工藤外野手との交換プラス金銭トレードで、マリーンズのサブロー外野手を獲得した・・・故障で1軍登録を外れ、岡田や伊志嶺の台頭で昇格の見込みのないサブローに「もうひと花咲かせてあげたい」というロッテ球団の「親心」と捉えたいのだが、ダメだろうか?
だって、どう考えてもこのトレード話はロッテの方から持ちかけられたとしか思えないもの。こちらとしても、競争の激しい外野手の中にあって、2軍でも今ひとつアピール出来ていない工藤に新しい環境を与えてあげたいということで思惑の一致したトレードのように思うのだが。
確かにサブローを獲得したことに関して私自身もちょっとびっくりしたけどね・・でも、ジャイアンツに加入すると決まったからには、ぜひチームに溶け込んで活躍の場を掴んでもらいたい。
改めて、大村三郎選手、ジャイアンツへようこそ!
ジャイアンツでは、本名の「大村三郎」で登録されるという・・・今回初めて彼の本名を知った人も多いかもしれない。「マリーンズのサブロー」から「ジャイアンツの大村」へと環境は変われど、これまでどおりの堂々としたプレーをジャイアンツでも期待している。
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さて、結局ジャイアンツは郡山で勝ち星を挙げることはできなかった・・先制しながらも逆転を許し、サヨナラのチャンスもありながら引き分けに持ち込むのがやっとだった。
4-0にしておけば、中押し点が取れていれば、金刃が踏ん張ってくれていたら、ガッツの打球が正面を突かなければ・・言い出したらきりがないのは重々承知だ。だから、負けなかった事をプラスに捉えて、また今日から戦っていくしかあるまい。決してチームは悪い方へ向いてはいないのだから。
元気のない福島へ元気を与えに行ったはずが、逆に福島のファンから元気を貰う結果になってはしまったが、この地でこの時期に野球をやった事に関しては、大いに意義があったと思う。この国は必ず立ち直る。ジャイアンツも必ず立ち直る。意志のあるところに道は拓ける。
がんばっペ、ジャイアンツ!
今朝のお別れの曲はマリーンズ・サブロー選手の登場曲で。彼の移籍がジャイアンツの「栄光の架橋」になってくれることを願いつつ。
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