https://ameblo.jp/cocoro-land/entry-12973014288.html


このブログを拝読しました。表題は『無神経な人は人を傷つけます「病気や病院の話が楽しい」?』であり、無神経な人は大島奈保美さんを指しています。

この中に、少なくとも私には、受け入れがたい記述がありましたのでストレートに指摘させていただきます。


その前に、議論の前提となる互いの職業的立場を明らかにしておくべきでしょう。あなたは心理カウンセラーと名乗っておられますが、日本では、「心理カウンセラー」という名称は国家資格ではありません。そのため、極端に言えば資格や学歴がなくても、自ら「心理カウンセラー」と名乗ること自体は可能です。正規の資格は公認心理師あるいは臨床心理士のどちらでしょうか。ブログ上では確認できませんでした。ちなみに私は東京大学卒業の精神科医です。


先ずあなたは次のように述べておられます。「今 闘病中の方がご覧になったら

どんなお気持ちでしょう?そのご家族も。

傷つくし悲しくなるしさらにつらくなったり怒りさえ感じるでしょう。痛みや苦しさが増すかも。」

この部分だけを読むと、あたかも大島奈保美さんが病者や家族を意識的に傷つけることをブログに書き込んでいるように読めます。事実は、レストランの客と病気の話をするのが楽しかったと言っているのみです。どこをどう歪めて読めば病者や家族の痛みや苦しさが増すのか、私には皆目わかりません。

仮にあなたが病気の話を楽しむのが基本的に不謹慎と主張されるなら、高齢になってからの同窓会では病気や薬の話題で花が咲くのも不謹慎ということになります。私にはあなたが大島奈保美さんの言葉を曲解しているように思えますが、如何でしょうか。


失礼ながら、ゴールドウォーター・ルールを御存じでしょうか。専門家が診察していない人の心理をメディアで語るべきではないという倫理規範です。これは、精神医学、カウンセリングという分野で働く者が心得るべき基本事項です。

あなたはしきりに「まったく知らない人だった」、「ほんの一部しかしらない」と認めていながら、「火のないところに煙は立たない…的な記事が多いような気がします」、「私の他にも「病気や病院や薬の話が楽しい」という記事に対してご自身のブログで「問題あり」として発信している方が何人もいらっしゃるということ」などネットからの偏った情報により大島奈保美さんの人格を判断しておられるようです。冒頭から「無神経な人は人を傷つけています!」と大島奈保美さんを無神経な人と決めつけるような発言もしておられますね。


ゴールドウォーター・ルールを待つまでもなく、患者やクライアントに接する仕事に従事する者は先入観やバイアスのかかった視点を退けるべきであると、あなたのような専門家に敢えて申し上げる心苦しさをお察し下さい