この2週間は本当に疲れた。「疲れた」は違うかも知れないが、他に言葉がみつからない。

中学以来の友人の奥さんが膵臓がんなのは半年前から知っていた。7月4日、久しぶりにLINEしてみた。


心身ともに忙しい一日が終わり少しゆっくりできるこの時間になると、奥様いかがかなという思いがよぎります。化学療法折り返し点ですよね。お辛いだろうな、少しでも辛さが和らぐ時があるといいな…と。


認知症とがんとどちらの配偶者が大変だろうかと考えてみましたが、どちらも大変という答えしか見つかりません。がんは治る病気になりつつありますが、認知症はまだ悪化一方の病気だから希望がありません。でも認知症の場合は、相手に「ばかやろう!」と叫べるだけ楽です。日に何度も叫んでいます、もちろん心の中でです。


化学療法の辛さが分かる人間が一人いることを伝えたくてメールしました」。


その返信で、この半年いかに彼らが大変だったかを知ることになった。がんとの闘いは今も続いている。

半年前、膵臓がんと聞いた時、私の心は鉛のように重くなった。それでもステージは膵頭部 ⅠBと聞いて「根治は可能だ」と励ました。苦しい化学療法を経て、地元の国立大学病院で手術をしたら病理でステージ ⅡB と分かった!と。


外科医の兄に連絡して詳しい経過の記録を見てもらった。手術後の経過に腑に落ちないところがあると教わり彼に伝えた。

そして彼が主治医に不信感を持っている、少なくとも主治医とのコミュニケーションはうまく行っていないことが明らかに。主治医に質問すると、「分からないことは分からない!」とキレられたことがあったそうだ。


奥さんとは一度電話で話したことがある。明るい声がまだ耳に残っている。その奥さんが「最近は延命より、この苦しみから逃れたいと本音を洩らすようになった」。(その気持ちわかります)

でも来週から中断していた化学療法の第2クールに挑むつもりと気丈に言っていると。


奥さんと彼のことを思うと目に涙が溜まってくる。人間、本当に辛いと目に涙が溜まるんだ…。


よりによって膵臓がんって。それにあの地方の大学病院。東京ならがんセンターもがん研もあるのに…。ホント疲れた。