親分が出張先の新潟県 荒澤岳から帰ってまいりました
無事に雪の中からお酒を掘り出し戻りました
かなりブレブレの写真ばかりですが、僕が代筆で報告いたします
山登りで有名な場所です。
「行ってきます」してから「ただいま」をできない方も少なくないとか…
それだけ深い場所なんです。
ここのオヤジは何でも自分でできるスーパーマンです
道路を挟んだ伝之助小屋の向いに雪室はあります。
梅雨前だというのにまだこれだけの量の雪が残っております。
皆さん、替わりばんこで雪をかいて掘っていきます。
雪に慣れてない者にとっては重労働
雪を甘く見てはいけませぬ
田中杜氏がすぐに温度をチェック
雪室内の温度は1℃
この温度で温度変化は皆無。これがポイントなんですね
天然の冷蔵庫は温度変化の全くないためお酒が眠るには最高のスペースです
半年の寝りから目覚めます
人工では真似できない至高の半年熟成が生む味わいは非常にスムーズで舌触りもよく、
舌にジワっと広がるトロっとした米の旨さ。それでいて酒質はキレイで杯が進む…
温度が上がってくると糸がほどけるように香りと味わいの幅が広がります。
生きてて良かったって思わせてくれるお酒です