スケートカナダ女子 総評 | フィギュアスケート研究本

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フィギュア=鈴木がスケートカナダで2位、村上も3位

2012年 10月 28日 09:35 JST

[ウィンザー(カナダ) 27日 ロイター] フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは27日、カナダのウィンザーで女子フリーを行い、鈴木明子は合計175.16点で2位だった。

鈴木はショートプログラム(SP)5位だったが、フリーで1位となり、順位を上げた。

SP4位だった村上佳菜子は合計168.04点で3位に入った。

ケイトリン・オズモンド(カナダ)が合計176.45点でGP初優勝を果たした。

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フィギュアGPシリーズ第2戦 女子で鈴木明子が堂々の2位

 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦「スケートカナダ」で、日本の織田信成選手(25)が3位に入り、復活の表彰台に上がった。
ショートプログラム3位から巻き返しを狙う織田選手は、演技中盤、コンビネーションジャンプを完璧に決めるなど、力強い滑りを見せた。

 昨シーズンの左ひざの故障から完全復活を果たした織田選手は、見事3位に入り、グランプリシリーズでは2011年の中国大会以来となる表彰台に上がった。
織田選手は「まだまだ、これから始まったばかりなので、これからもっともっとレベルアップして、応援してくれるファンの方や、見に来てくれるお客さんに、いい演技を見せたいと思います」と話した。
 一方、女子では、鈴木明子選手(27)がフリーで全体トップの得点をマーク。
ショートプログラム5位から逆転優勝とはならなかったが、堂々の2位だった。
また、3位には、村上 佳菜子選手(17)が入っている。

(10/28 18:18)FNN

フィギュアスケート:明子逆襲 SP5位からフリートップで2位に

2012年10月28日毎日新聞

 ◇フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ最終日(2012年10月27日 カナダ・ウィンザー)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位だった鈴木明子(27=邦和スポーツランド)が120・04点をマーク。合計を175・16点とし、2位に入った。村上佳菜子(17=中京大中京高)は合計168・04点で3位、ケイトリン・オズモンド(16=カナダ)が176・45点で優勝した。26日の男子SPでは左膝の故障から復帰した織田信成(25=関大大学院)が82・14点で3位発進した。

 27歳の大ベテランが意地の逆襲を見せた。SPは5位と出遅れた鈴木が、フリーで好演技を披露。自己ベストの121・30点に肉薄する120・04点のハイスコアをマークした。09年中国杯、昨年のNHK杯に続くGPシリーズ3勝目は逃したが、確かな手応えを感じる4分間だった。

 ヒロインの復しゅうを描いた映画「キル・ビル」の曲で強い女を演じたSPとは対照的に、フリーはサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の音楽。「自然の風や羽ばたく鳥。見ている人の想像力を高めたい」。情感をたっぷり込めて滑り、表現力が評価される5項目の演技点でも高得点をそろえた。

 昨季はGPファイナル2位、世界選手権で銅メダルと過去最高の成績を残した。それでも「歩みを止めない。今季も進化を続ける」と言う27歳のベテランの向上心は衰えない。フリーのプログラムは難しいが「新しい挑戦で表現の幅が広がればいい」と覚悟を決めた。

 2年後のソチ冬季五輪に向けては慎重だったが、開幕前に「もし頑張り続けられるのであれば挑戦してみたい」と前向きに話した。次戦のNHK杯に、4季連続のGPファイナル進出をかける。NHK杯の舞台は東北福祉大時代を過ごした宮城。「心が伝わる演技をしたい」。東日本大震災の被災地で魂のスケーティングを披露する。(スポニチ)

明子2位!フリーはトップ 佳菜子も3位…フィギュア


 ◆フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ最終日(27日、カナダ・ウィンザー) 26日の女子SPで5位の鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=は27日のフリーで1位となり、合計175.16点で2位となった。SP4位の村上佳菜子(17)=中京大中京高=は168.04点で3位。16歳のケイトリン・オズモンド(カナダ)が176.45点で優勝した。

 昨季世界選手権3位の鈴木は映画「キル・ビル」の曲を使ったワイルドなSPとは対照的に、サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の音楽に乗せて「自然の風や羽ばたく鳥」を表現するフリーでしっとりと舞った。14年ソチ五輪に向けては慎重だったが、今季の開幕前に「もし頑張り続けられるのであれば挑戦してみたい」と決意。GP3勝目は逃したが、4季連続のGPファイナル(12月、ソチ)に向けて上々のスタートを切った。

 逆転Vを狙った村上はジャンプの回転不足が響いた。今季のテーマは「きれいで力強い女性」への変身。タンゴに乗って情感あふれる演技を披露し、2季ぶりにGPの表彰台に上がった。

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女子フリーで演技する鈴木(共同)

(2012年10月28日06時02分 スポーツ報知)

フリートップで明子2位!佳菜子も3位…フィギュア

 ◆フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ最終日(27日、カナダ・ウィンザー) 女子フリーを行い、昨季世界選手権3位の鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=が合計175・16点で2位、村上佳菜子(17)=愛知・中京大中京高=が168・04点で3位だった。16歳のケイトリン・オズモンド(カナダ)が176・45点でGP初優勝。

 ショートプログラム(SP)5位の鈴木は大きなミスなくフリー1位と巻き返したが、村上はジャンプの回転不足が響いてフリー4位だった。

 男子フリーは同日夜(日本時間28日午前)に行われ、SP3位の織田信成(関大大学院)が逆転優勝を目指す。

フリートップで明子2位!佳菜子も3位…フィギュア

 ◆フィギュアスケートGPシリーズ第2戦 スケートカナダ最終日(27日、カナダ・ウィンザー) 女子フリーを行い、昨季世界選手権3位の鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=が合計175・16点で2位、村上佳菜子(17)=愛知・中京大中京高=が168・04点で3位だった。16歳のケイトリン・オズモンド(カナダ)が176・45点でGP初優勝。

 ショートプログラム(SP)5位の鈴木は大きなミスなくフリー1位と巻き返したが、村上はジャンプの回転不足が響いてフリー4位だった。

 男子フリーは同日夜(日本時間28日午前)に行われ、SP3位の織田信成(関大大学院)が逆転優勝を目指す。

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女子フリーの演技を終え笑顔を見せる鈴木明子(共同)

鈴木2位、村上は3位 スケートカナダ最終日

2012.10.28 10:17

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダ最終日は27日、カナダのウィンザーで女子フリーを行い、昨季世界選手権3位の鈴木明子(邦和スポーツランド)が合計175・16点で2位、村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が168・04点で3位だった。16歳のケイトリン・オズモンド(カナダ)が176・45点でGP初優勝。

 ショートプログラム(SP)5位の鈴木は大きなミスなくフリー1位と巻き返したが、村上はジャンプの回転不足が響いてフリー4位だった。

 男子フリーは同日夜(日本時間28日午前)に行われ、SP3位の織田信成(関大大学院)が逆転優勝を目指す。

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表彰式でメダルを手に笑顔を見せる(左から)2位の鈴木明子、優勝したケイトリン・オズモンド、3位の村上佳菜子=ウィンザー(共同)

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表彰式で抱き合って健闘をたたえ合う2位の鈴木明子(左)と3位の村上佳菜子=ウィンザー(共同)

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表彰式でメダルを手に笑顔を見せる(左から)2位の鈴木明子、優勝したケイトリン・オズモンド、3位の村上佳菜子=ウィンザー(共同)

フィギュアGP第2戦 村上3位「気持ちいいスタート」

2012.10.29 ZAKZAK

 ロンドンの余韻もそこそこに、ソチ五輪(2014年2月開幕)に向けて“冬モノ”にも活気が出てきた。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦(カナダ・ウィンザー)では、昨季世界選手権銅メダルの鈴木明子(27)がショートプログラム(SP)5位からフリーで1位と巻き返し2位。女子高生の村上佳菜子(17)もSP4位から踏ん張って3位に入り、GP2季ぶりのメダルを手にした。

 「すごく気持ちいい。いいスタートが切れた」という村上。シニア3季目の今季は、表現力を重点的に磨いてきた。情熱的なタンゴを演じたプログラムに「力強い女性を見せることができた」と手応えを感じている。11月のロシア杯では、GPファイナル進出がかかる。「次も表彰台に乗りたい」と意欲的だ。

 一方、男子はSP3位の織田信成(25)はフリーでも3位となり、合計238・34点で3位。左ひざの大けがを乗り越え「帰ってきたんだと周りの選手に思ってもらえればうれしい」と喜びをかみしめた。

 スピンでは最高難度のレベル4をマークする好演技。しかし、上位2人が4回転を2度跳んだのに対し、冒頭の4回転は回転不足かと思われたギリギリの着氷で、もうひとつは3回転半。「トップ選手と戦える演技構成をまだ組めていない」と自覚する。

 次戦の中国杯(11月2日開幕、上海)では女子の浅田真央(22)、日本男子のエース高橋大輔(26)も登場予定。いよいよ、ソチに向けた戦いも本格化しそうだ。

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女子フリーの演技を終え笑顔を見せる村上佳菜子=ウィンザー(共同)

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女子フリーで演技する鈴木明子=ウィンザー(共同)

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鈴木(左)は2位、村上も3位に入った(共同)


カナダは、選手の顔が売れていない内に、ケイトリン・オズモンド選手をシニア鮮烈デビューにしたかったのでしょう。

去年はリーザが、一昨年は佳菜子さんが、シニア鮮烈デビューで、GPシリーズで優勝しましたから、(どさくさにまぎれて)、それみたいに、したかったのでしょう。

ソチ五輪前に、今季、カナダで行われる世界選手権での、枠とりに焦っているのは明白ですよね。

このままだと一枠になってしまうと思います。

また、最低技術点をとらないと、世界選手権には参加できないので、0になる可能性も……。

スケートカナダのアメリー・ラコステ選手のSPの技術点は27.84点、FSのそれは45.05点で、どちらも、参加得点を満たしていません。(世界選手権足切り得点、SPの技術点は28点、FSは48点以上。)

これでは、参加自体が危ういです。

何とかして、出場枠を2枠以上にしたい、また足切りに合わないように、得点上げを図ってきたようです。

ケイトリン・オズモンド選手は、GPシリーズにカナダ杯にしか参加しませんが、カナダはGPシリーズに、女子選手を、自国優遇のあるカナダ杯にしか、2人参加させる事ができていません。

多分ですが、ファヌス選手がエントリーしていた枠に、自国開催だけ代理の選手を出せたのかもしれません。

アメリー・ラコステ選手は、次の中国杯に参加しますが、実質、一人しか、今季GPに2回参加させる事が出来ていないのです。

カナダは、去季の世界選手権で、一人しか参加できなかったアメリー・ラコステ選手が16位だったので、今季の世界選手権も一枠です。(一人参加の場合、24位までで一枠、10位以内で2枠)

この一枠に、多分、新生ケイトリン・オズモンド選手を出して最低10位(2枠)までに入れ、もしくは、1位2位になれば、3枠、五輪に出場権を獲得できますからね。

焦っている訳です。

今季、ケイトリン・オズモンド選手はGPS前のネーベルホルン杯で優勝していますが、これもGPS前に箔をつけさせて、GPでの優勝に違和感を与えない為でしょう。(思いっきり、違和感だらけですが……。)

やるなら、もっと上手に上げれば良かったのではないでしょうか。

本来ならば、まずジュニアで優勝させてから、シニアに参戦させるべきだったのでしょう。

しかし、思いもかけず、ファヌフ選手が怪我で突然の引退をしてしまった所為で、急遽、まだジュニア選手だったオズモンド選手をシニアに参戦させたのでしょう。

そして明らかな上げです。彼女のステップが雑なのに、トップ選手と並ぶ高い評価、ジャンプも荒いです。

まさかカナダも、ジュニアの選手をいきなりシニア参戦するつもりがなかったので、ジュニア時代のテコ入れはしていなかったのでしょう。

世界ジュニア選手権での成績が、今までカナダスケ連が、彼女に興味がなかった事を表していると思います。

また世界ジュニア選手権10位の成績、それが彼女の演技に対するジャッジが、今まで素直に感じた採点だったのでしょう。

世界ジュニア優勝者のソトニコワ選手だって、シニア参戦して、表彰台に乗る事はできたものの、優勝はしていません。

リーザくらいでしょう。去季、世界ジュニア2位の選手として、GPシリーズ優勝を決めたのは……。

佳菜子さんもですが、普通ジュニアを制したので、早めに(19歳までジュニアでいられる)シニアに参戦してくるのです。

キムヨナ選手だって、ジュニアを制してから、シニアに参戦したではないですか。

まあジュニアを制しなくても、シニアに参加するのは構わないのですが、ジュニアを制する事も出来なかった選手が、なぜいきなり、シニアの大会で優勝出来るのか、全くもって不思議だという事です。

去季の世界ジュニア2位のグレーシ―・ゴールド選手だって、今回のスケートカナダでは、ショートもフリーも、PCSは6点台ですからね。

シニア参戦して、何年か経ってなら分かりますが、16歳で、シリーズを優勝してしまう選手は、やはりジュニアでも強い筈です。

小塚選手も、ジュニアチャンピオンになった次の年、18歳でシニア参戦し、GPシリーズで優勝していましたからね。

ジュニアチャンピオンに勝てない(世界ジュニア10位の)選手が、どうして、シニアトップクラス選手を追い越せたのか、新しい七不思議です。

これを採点の上げと呼ばず、何なのか、という事です。

ケイトリン・オズモンド選手は、他のGP大会には参戦しないので、ポイントは関係ありませんが、彼女が2試合参加していたら、今回、2位になった鈴木選手と、3位の村上選手のポイントの邪魔をする事なっていたでしょう。(1位のポイントを得られるか得られないかでは、次の試合での結果いかんでは、不利になる可能性もありますが……。)

優勝や2位になって、次の試合を有利に迎えらたいのは、どの選手も一緒です。

まして今年のファイナルはソチなので、日本人の選手には全員、ファイナルに進出していただきたいのです。

正当な採点なら、もし行けなかったとしたら、それは選手の責任でしょう。しかし、カナダが明白に上げ行為をしている事から、もしその事で不利になって行けなかったら、許しがたい行為だと思います。

そんな事で、日本人選手の不利(ファイナルに行けなくなる事)になったら、採点の上げや順位の邪魔だけでなく、貴重なソチでの体験も削られる所です……。

嫌な話だけで終わりたくないので、少し和む話で閉めたいと思います。

今回、表彰台が決まった瞬間、明子さんと佳菜子さんが抱き合っていましたよね。しかも明子さんが、佳菜子さんを自ら抱きしめていました。

あっこさんは世界団体戦で、村上選手と一緒に参加した事で仲良くなったといった感じでした。

今まで、彼女たちが一緒の試合があったか覚えていませんが、日本人選手同士で抱き合って喜んでいる姿は初めて見た気がします。

微笑ましい一場面でした。

あっこさんの先輩としての姿が良かったです……。チョキ



↓鈴木選手と村上選手の、次の試合の健闘を祈っております。


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