浅田真央の採点 | フィギュアスケート研究本

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真央ぼう然…世界選手権自己ワーストSP7位

フィギュアスケート世界選手権第5日 (4月29日 ロシア・モスクワ)

 女子ショートプログラム(SP)で、日本勢初の連覇を狙う浅田真央(20=中京大)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に失敗し、58・66点の7位と苦しいスタートとなった。1年ぶりの実戦復帰となったバンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナ(20=韓国)は65・91点で首位に立った。安藤美姫(23=トヨタ自動車)は65・58点で僅差の2位につけ、初出場の村上佳菜子(16=中京大中京高)は10位だった。30日にフリーが行われる。

 「キス&クライ」でぼう然と電光掲示版の得点を見つめた。75・84点の自己ベストに大きく劣る58・66点。表情がこわばったまま取材エリアに現れた浅田は「結果は結果で受け止めている」と静かに語った。

 最大の武器であるトリプルアクセルに失敗した。両足で着氷してしまい、2回転半と判定された。午前中の練習で2度転倒するなど一度も完璧に決められず、佐藤コーチに2回転半への変更を勧められていた。それでも「不安はなかったわけではない。本番で思い切って跳べばいい」と賭けに出たが、不発に終わった。その後の3回転―2回転の連続ジャンプも回転不足とみなされ、技術点は全体で13番目と低迷した。

 前夜は佐藤コーチや関係者が小塚のメダル獲得祝いの夕食会を行ったが、浅田は参加せずにSPに神経を集中させてきた。2月の四大陸選手権で替えたばかりの衣装も再変更。前面に赤い「Vの字」を描いたような黒のコスチュームで滑ったが、世界選手権では自己ワーストの7位発進となってしまった。

 ジャンプの不調は深刻だ。「きょうの(トリプルアクセル)はまだいい方だと思う。日本でもずっとこんな感じでした」と明かした。今季前半戦の大不振から、昨年12月の全日本選手権と四大陸選手権ではトリプルアクセルを決めて、ともに2位と調子を上げた。だが、3月の東京開催が東日本大震災の影響で1カ月遅れのモスクワ開催に変更となり、再び調子を狂わせてしまった。「(不調の)原因は自分でも分からない」という力ない言葉が浅田の現状を物語っていた。

 1年ぶりの対戦となったキム・ヨナには7・25点の大差をつけられ、日本勢初の2連覇は極めて厳しい状況。「気持ちはもう切り替わっている。フリーでもトリプルアクセルは跳ぶ予定。フリーの方が自信があるので、頑張りたい」。自らに言い聞かせるように前を向いた浅田。簡単に連覇を諦めるわけにはいかない。

2011年4月30日 06:00 スポニチ

真央7位、大差つけられた!/フィギュア
 
2011.4.30 05:05 サンスポ

 フィギュアスケート・世界選手権第5日(29日、モスクワ)女子ショートプログラム(SP)を行い、2連覇がかかる世界女王・浅田真央(20)=中京大=はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足になるなど58・66点と失速、7位と出遅れた。昨年大会以来、1年超ぶりの大会出場となったバンクーバー五輪金メダリスト金妍児(キム・ヨナ、20)=韓国=が、65・91点でトップ。4年ぶりの優勝を狙う全日本選手権女王、安藤美姫(23)=トヨタ自動車=が2位につけた。

 うつむいた顔を上げられない。納得いかない滑りと、納得いかない結果。得点発表を待つ「キス&クライ」。真央はスクリーンに表示された点数をぶ然とした表情でみつめた。
 「結果は、結果で受け止めている。トリプルアクセルは回っていなかったし、ポイントをロスしてしまった…」。落ちそうになる涙をこらえながら、表情を凍らせた。
 冒頭に跳んだ「真央の代名詞」トリプルアクセルが不発となり、2回転半の扱い。2連続ジャンプも3回転フリップの回転が足りず、7位に沈んだ。
 昨夏からジャンプの根本的な改造に着手。今季前半は修正に戸惑ったが、2月の四大陸選手権のフリーで「100点」と自賛したトリプルアクセルを決め、復調気配でこの大会に臨んだ。だが、モスクワ入り後は着氷が安定せず、この日午前の公式練習では2度転倒。本番での“一発勝負”にかけたが、女神はほほえんでくれなかった。
 東日本大震災の影響で、3月に東京で開催される予定の大会が中止。延期され、今回の代替開催まで調整の変更を余儀なくされた。被災地の惨状を目の当たりにした真央は「こんな時に大会にいってもいいのだろうか」と練習に身が入らなくなった。みかねた佐藤信夫コーチ(69)が1週間の休養を与えたが、重要な時期に食が細くなり、同コーチは「一度精神的に緩めなければならず、その後、調子が上がってこなかった。体もやせた」と指摘。関係者によれば「いつもより4、5キロはダウンしている」と証言する。
 「世界女王」vs「五輪女王」。1年ぶりの直接対決となったライバル金妍児は、2連続3回転にミスがありながら65・91点と高得点。7・25点の大差をつけられ、日本勢初となる2連覇の希望もかすんだ。
 それでも、前をみる。この日の演技前、佐藤コーチから「2回転半にしてはどうか」と提案もあったが、真央の意思でトリプルアクセルを跳んだ。30日のフリーでも「跳ぶ予定です」。強気に、無心で。ミラクルを信じて、跳び上がる。(伊藤昇)

(紙面から)

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代名詞のトリプルアクセルが不発。真央はライバル金妍児に大きく差をつけられ、出遅れた

真央連覇ピンチ…大きく出遅れ7位

「世界フィギュア第5日」(29日、モスクワ)

 女子SPを行い、2連覇が懸かる浅田真央(中京大)は58・66点で7位と出遅れた。約1年ぶりの大会となるバンクーバー五輪金メダルの金ヨナ=韓国=が65・91点でトップに立った。4年ぶりの優勝を狙う安藤美姫(トヨタ自動車)は65・58点で2位。16歳で初出場の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は54・86点で10位。30人のうち、上位24人が30日のフリーに進む。

  ◇  ◇

 情熱的なタンゴを踊り切っても、浅田の表情が晴れることはなかった。表現力を示す5項目の構成点は金、安藤に次ぐ3番目。ただ、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足となるミスもあり、技術点が伸びず7位。「結果は受け止めている。(原因は)自分でも分からない」。悔しそうに、表示された得点をジッと見つめた。

 宿命のライバル・金との1年ぶりの対決。誰よりも心待ちにしていたのは浅田だった。昨年のバンクーバー五輪で敗れ、トリノ世界選手権でリベンジした。最高峰での戦いは、互いの存在が成長するために必要なことをあらためて教えてくれた。「現役を続けてほしい。やっぱり一緒に試合に出て勝ちたい」。再会の場で、このまま終わるわけにはいかない。

 14年ソチ五輪を見据え、佐藤信夫新コーチの下で、一からジャンプを見直した今季。自己最悪ともいえるスランプも経験した。天性のジャンプの感覚に、修正を加える“大手術”。試行錯誤の中だが、常に進化を追い求める浅田だからこそ、ここまで戦える状態になったともいえる。

 金との差は7・25点。決して逆転不可能な数字ではない。フリーではリスト作曲の『愛の夢』にのって、連覇の夢を追う。「気持ちは切り替わっている。フリーでもトリプルアクセルは跳ぶつもり」。今度こそ、リンクの中央で最高の笑顔を咲かせてみせる。

(2011年4月30日)

世界フィギュア:真央、ジャンプ不発 V2に黄信号

 浅田真央(中京大)の大会2連覇に黄色信号がともった。浅田の代名詞ともいえる冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は両足着氷で回転が大きく足りず、1回転少ないジャンプとして採点された。続く3回転ループはしっかりと下りたものの、3番目の3回転フリップ-2回転ループは、前半のフリップで回転不足を取られた。「トリプルアクセルがちゃんと回っていなかったことで、得点をロスした」と浅田。現地入り後の公式練習でも、完璧に決めた3回転半はなく、日本でも「同じ状況だった」と打ち明けた。金妍児(キム・ヨナ)=韓国=との差は広がってしまったが、「フリーの方が自信ある。気持ちはもう切り替わっている」と前を向いた。

浅田真央のSPの演技=モスクワで2011年4月29日、AP

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真央ちゃんを見た時、凄く痩せてしまっている、五輪の時よりも細いと感じましたが、どうやら5キロ近く、また痩せてしまったようですね。

震災の影響もあったのかもしれません。東京開催中止、延期、急遽、開催では、体調管理と心理的バランスが崩れたとしても不思議ではありません。

今回、確かに少し元気のない演技でしたが、大きなミスはありませんでした。

7位発進は初めてと、絶望的に報道は伝えていますが、上位とは僅差だと思います。

今までのキムヨナ選手のSP爆上げ得点で、10点差以上あったものを挽回した事もありますから、そんなに悲観する必要もないと思います。

キムヨナ選手との差はただ今、7・25点です。

特にフリーの構成は、キムヨナ選手と浅田選手は11点差あります。

↓こちら参照してください。

http://ameblo.jp/shuppansports/entry-10874536459.html
浅田真央、3Aを2回にする訳

それを考えたら、フリーでミスをしなければ、挽回十分な範囲内だと思います。

大体、ミスをしても温存採点のキムヨナ選手と、少しでもミスすると厳しい採点、ミスしなくても、無理やり減点される浅田選手とキムヨナ選手の戦っている土壌は全く違います。

今回の浅田選手の技術点の採点のフリップのダウンは、まず厳しすぎます。

これを正常に戻した採点だとすると、3F+2Loの基礎点は5.3+1.8=7.1点です。

3F<+2Lo採点だと 5.50にGOEで-0.90ですから、7.1-5.50-0.90=0.7点がまずプラスになります。そこにGOEプラスがついたら、最低で、0.3だったとしても、プラス1点足されます。

そして3Aがアンダーローテだった場合、3Aの基礎点は8.5点、ローテは70%なので、5.95点です。

今回、3A<<なので、基礎点3.30 GOE-1.21で2.09点です。

5.95点-2.09点=3.86点ですが、アンダーローテでマイナス0.6(全日本参考)と考えると、3.8点です。

つまり、3Aがアンダーローテだったならば、後+3.8点は可能でした。ここに3Fが認定されたとしたら、+1ですから、3.8+1=4.8点を加算すると、浅田選手の世界選手権のSPは63.46点でした。

キムヨナ選手の 65.91点が正当と考えても、その差、2.45点しかありませんでした。

確かに、二連覇を考えると、7位発進はイメージが悪いですが、フリーでの得点がどうなるか、まだ分からないので、まあ、また厳しい採点をされてしまうと、優勝は阻止されそうですが、本来、正当に採点されれば、浅田選手の状態とキムヨナ選手の状態は、そんなに変わらないと思います。

公式練習でフリー練習時、キムヨナ選手はジャンプをミスしていたようですし、長いフリーの試合感覚を取り戻していない、彼女がミスをする可能性は大ですから、調子が余り良くない浅田選手と五分と五分なのではないでしょうか。

只、浅田選手の方が採点が不利なので、失敗が命取りになります。一方、キムヨナ選手は、例え失敗しても温存採点していただけますから、同じ失敗をしたら、キムヨナ選手が優位となるでしょう。

大体ノーミスの安藤選手の得点を超えるという事自体が、選手に失礼な採点の仕方でしょう。

またジゼルの衣装とメイクも、びっくりしてしまいました。他の方と似ないように配慮したのでしょうけれど、ジゼルの可憐さのイメージが全くなかった所は、評価できないと思います。

今季の不調を考えれば、浅田選手に、大きなプレッシャーを与える報道は控えるべきだと思います。

そんなに浅田選手に優勝してほしいのならば、不調の原因となった、今の採点のおかしさを訴えるべきだと思います。そして今まで浅田選手を叩いてきたマスコミ、キムヨナ選手ばかりをあげあげしてきた報道を一切、やめるべきだと思います。


ここは日本です。日本人に勝ってほしいのなら、応援報道をして、採点の動向をきちんと把握するべきです。


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