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中国、年齢詐称は「公然の秘密」 中国メディアが暴露


【北京共同】フィギュアスケート界で中国選手の年齢詐称疑惑が浮上したことを受け、中国メディアは「詐称は中国スポーツ界の公然の秘密」(新華社)と断じ、多くの選手が身分証を2枚つくるなどして年齢を偽っている実態を暴露した。

 16日付の上海紙、青年報(電子版)によると、あるスケート選手は「うちのチームの選手は年齢を変えてない人は一人もいない」「大多数は7、8歳で年齢を変える。一般に2~4歳若くする」と明かし、年齢を偽る理由について「年齢が若いと国家チームなどに入る機会が増える」「若い方が大会に出場する機会が多い」などと語った。

 この選手も2007年にコーチに頼んで年齢を3歳若く変更、1988年生まれだが、91年生まれのと2枚の身分証を持っているという。

 今回の詐称疑惑は外国メディアが2月中旬、昨年12月に北京で行われたグランプリ(GP)ファイナルでペア3位に入った隋文静選手らが国際スケート連盟(ISU)と中国スケート協会の公表資料とで生年月日に食い違いがあると報じて浮上。中国の責任者は「選手データの管理に不備があった」とし、詐称疑惑を否定した。

 年齢詐称をめぐっては08年の北京五輪で体操女子団体総合で金メダルを獲得した中国選手に詐称疑惑が出た。また昨年、00年のシドニー五輪で体操の中国選手に年齢詐称があったことが分かり、銅メダルはく奪となった。

2011/02/27 15:27
【共同通信】


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年齢詐称疑惑が浮上した隋文静選手(上)=2010年12月、北京(共同)


 中国メディアが自ら暴露してしまいましたね。


 ↓前に出ていたこちらのニュースも嘘ではなかったのですね。



「中国フィギュア選手・年齢詐称疑惑」資格ない14歳で五輪銀メダル

2011/2/17 13:36 JCASTニュース


  中国のオリンピック選手に年齢詐称の疑惑が浮上している。取り沙汰されているのは、中国フィギュアスケート選手9人。この中にはトリノ五輪フィギュアスケート・ペアに出場し、銀メダルを獲得した張丹選手も含まれている。張は2002年のソルトレーク五輪にも出場、当時はまだ出場資格のない14歳だったのではと疑われている。

  国際スケート連盟は出場資格を「五輪開催前年の7月の時点で15歳以上」と決めており、パスポートでチェックしている。ところが、中国スケート協会のホームページによると、張の生年月日は1987年10月4日となっており、当時14歳だったはず。この時は11位だったが、ソルトレーク五輪出場があったからこそトリノで2位となったという指摘もあり、銀メダル剥奪の可能性も出ている。

  なぜ年齢詐称するのか。専門家は「ペアの競技では女子選手はできるだけ小柄が理想的。(張は当時で)27㎏ぐらいだったのでは」という。27kgといえば、日本では小学生低学年並みだ。

  年齢詐称の疑いに中国スケート協会は「当時15歳を超えていた。チェックミスにより生年月日を間違えた」と否定しているが、疑惑は彼女だけにとどまらず、他の8人の選手も及ぶ。昨年のグランプリファイナルで銅メダルを獲得した隋文静選手もその1人。グランプリファイナルの出場資格は五輪より1歳若く14歳以上だが、中国スケート協会のホームページによると、隋の年齢は当時13歳になっている。

公安局に頼めば戸籍も改ざん

「とくダネ!」記者が隋の所属するハルピンの体育学校を取材したところ、係員から次のような不可解な答えが返ってきた。

「だいたい年齢詐称したら公安局が飛んできますよ。それに昨年、水道管が破裂して資料はすべて水浸しになってしまい、(年齢を確認する)資料はありません」

  しかし、中国のスポーツ紙の記者は疑惑を肯定する次のような発言をしている。
「(年齢詐称は)いい成績を挙げたら国から多くの資金が提供されるからです。地方のチームからナショナルチームに入る前に、年齢はすでに改ざん済み。パスポートは戸籍謄本によって作られますが、戸籍謄本の改ざんは公安局に頼めばできます」

スタジオではキャスターの小倉智昭が「浅田真央ちゃんはトリノ五輪にはほんのちょっとの差(2カ月足りなかった)出られなかったのにね」と話す。

IOCのロゲ会長は「絶対に(疑惑を)解明しなければならない。当事者には調査を促す」と厳しい姿勢で臨むことを示している。
が、中国は何でもありの国柄。徹底解明は至難か。


 ロゲ会長は解明してくださるのでしょうか。バンクーバーの疑惑は自ら打ち消し発言をしていましたよね。しかも調べもせずにです。こちらも打ち消し発言するかもしれません。

 ソルトレイクシティ五輪のフィギュアスケートペアの疑惑問題の時に、カナダのテレビ関係者が、ロゲ氏に、視聴者からの抗議の手紙を大量に送りつけたそうです。それでISUのチンクワンタ会長に早く解決するようにと釘をさしました。それで、二つの金メダルを即座に出して、解決させてしまいました。

 汚職にまみれた前サマランチ会長に代わり、ロゲ会長は不正は絶対に許さないという方針を掲げている為、バンクーバー疑惑をなかった事にしたかったのでしょう。

 ソルトレイクがきっかけで、新採点法が導入されましたが、新採点法に意向した際、ジャッジの名前を匿名にするかしないかで、ISUの理事会で各国の代表ともめたそうです。実際に匿名になってしまいましたが、その理由として、ソルトレイクの時に違反したとされたフランス人ジャッジを関係者で血祭りにしたそうです。自白を強要したのです。それで気の弱かった本人はフランススケート連盟会長の圧力があったと発言してしまいます。のちに否定しています。

 その為、疑わしいジャッジを今後、血祭りに上げられないように、保護する意味で匿名にしたそうですが、実際の目的は、不正したジャッジを世間に分かりにくくする事が目的だったようです。

 つまり不正があったとしても、内部で片づける、世間に知られないようにするのが本当の理由だったようです。(日本スケート連盟の前会長久永勝一郎元 氏が指摘しています)

 二度と不正をさせない為ではなく、二度と不正が外にもれるのを防ぐ為だったのです。

で、こちらのニュースです。


賭博監視機関の創設を=IOCロゲ会長

【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は27日、八百長や違法賭博を取り締まる国際的な監視機関を創設する構想を示した。スイスのローザンヌで開かれた国際スポーツ記者協会(AIPS)主催シンポジウムでの講演で明らかにした。
 ロゲ会長は「ドーピングに対する戦いを続けながら、スポーツへの信頼を傷つける違法賭博という悪を封じ込める取り組みを強化する」と述べた。世界反ドーピング機関(WADA)をモデルとする監視機関を数年のうちに設置したいとした。
 また、ロゲ会長はIOCが各国政府や国際機関を招き、違法賭博の取り締まりに関する会合を3月1日に開くことを明らかにした。 

(2011/01/28-09:19)時事通信



IOC、違法賭博を排除へ対策に本腰
2010.7.26 20:52 サンスポ


 国際オリンピック委員会(IOC)が、スポーツを対象とした違法な賭博を問題視し、対策チームをつくって排除に向けた啓発活動を進める。26日の日本オリンピック委員会(JOC)の国際専門委員会でその方針が報告され、JOCも対応することになった。
 6月にスイスのローザンヌで開かれたIOCの「スポーツを対象とした賭け事に関する会議」で、卓球やスキーでの事例が取り上げられた。賭博のための大会も開かれており、IOCはドーピングに続く重要なテーマとして対策に本腰を入れるという。
 木村興治・国際専門委員長は「知らずにそういう大会に出てしまう選手もいるので、守らないといけない。JOCとしても必要があれば各競技団体に働き掛けていく」と話した。


 八百長とドーピングを取り締まる組織を創るのですね。もっと早く作ってほしかったです。これってバンクーバー五輪の時のようにもう二度としないようにという警告かと思ったのですが、実際に賭博問題があるみたいですね。


段ボール箱に犯罪利益11億ウォン、帰国の容疑者逮捕

記事入力 : 2011/02/22 10:46:09

 ソウル永登浦署は21日、違法賭博サイトで稼いだ現金11億ウォン(約8200万円)をソウル市永登浦区の汝矣島百貨店にある貸し金庫に預け、インドネシアに出国していたサイト運営者(32)が帰国したため、仁川空港で逮捕し、取り調べている。

 調べによると、容疑者は2008年10月から09年4月にかけ、インターネット上にスポーツくじをまねた違法賭博サイト「ベットトップ」を開設し、稼いだ現金を郵便局の宅配用段ボール3箱に入れ、昨年8月と9月に汝矣島百貨店の10階にある貸し金庫に預けた疑い。

 容疑者は違法賭博サイトを運営した疑いで09年4月に逮捕され、懲役10カ月の実刑判決を受け、服役した。容疑者は出所後、サイト運営でもうけた11億ウォンを共犯の男(39)とともに貸し金庫に預け、昨年12月にうち1億ウォン(約740万円)を持ち出し、遊興費とした使ったと供述している。警察は犯罪利益を違法に隠していた疑いでも逮捕状を請求する構えだ。

 警察は「現在銀行に保管している10億ウォンは、犯罪で得た資金と明らかになったため、国庫収入として没収することになる。現在インドネシアに逃亡している共犯についても捜査を進めている」と説明した。

 警察は今月9日、物品保管業者の貸し金庫に保管されている箱に爆発物が入っているとの通報を受け、現場で出所不明の現金10億ウォンがあるのを発見し、捜査に着手した。警察は容疑者が仮名と他人名義の携帯電話を使い、現金入りの段ボール箱を預け、箱が発見される2日前にインドネシアに出国していたことを確認し、今月18日に逮捕状を取得していた。

金城敏(キム・ソンミン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


 スポーツくじをまねた違法賭博サイトがあるなんて知りませんでした。

 まあまあスポーツは別の意味で儲かるのですね。不正をやる方々がいらっしゃるのが良く分かりました。しかも↑のニュースはお隣のお話です。


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