新ルールはどう評価されるのか | フィギュアスケート研究本

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フィギュア新ルール、真央に追い風か


 国際スケート連合(ISU)は、今年度の総会でフィギュアスケートのルール変更をいくつか決めた。

 女子ショートプログラム(SP)の規定要素には、従来認められていなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の選択肢が加わり、浅田真央(中京大)にはプラスに働きそうだ。

 女子SPの規定要素では従来、アクセル系ジャンプは2回転半ジャンプのみの指定だったが、「ダブルかトリプル」と、選択できるようになった。

 浅田にとっては、二つのメリットがある。昨年のロシア杯では、トリプルアクセルが回転不足でダブル判定を受け、規定要素として跳んで成功したダブルアクセルが「要素の重複」とみなされ0点になった。こうした規則上の不公平さは是正される。

 また浅田にとっては、ジャンプの組み合わせの幅も広がる。バンクーバー五輪のSPで、浅田は3回転半2回転ジャンプ、3回転、2回転半と跳び、基礎点は18・5点。金妍児(キムヨナ)(韓国)の19点を下回った。今季に向けて浅田は25日、「ダブルアクセルはやめて、(単独の)トリプルアクセル、ループのコンビネーションと、3回転フリップを考えている」と明かしたが、これなら基礎点は20点近くになる(3回転―2回転のコンビネーションの場合)。

 ただ、実際どこまで得点が伸びるかは、浅田が各要素をどれだけ着実に決められるかによる。得点は、基礎点に「出来栄え点(GOE)」を加減したもので、金は五輪時、各要素のGOEで大きな加点を得、浅田との差を広げた。金を指導したオーサー・コーチは「(今の採点基準の)カギはGOE」と語るが、その底流は今も変わっていない。

 一方男子SPでは、従来1度だけ認められた4回転ジャンプが、異なる種類なら、2度跳んでも構わないことになった。アイスショーで来日した五輪銀のプルシェンコは25日、「8年も前から、2度跳ばすべきだと言っていたが、ようやく実現した。4回転など難度の高いジャンプに挑み、技術的な高みを追求することがフィギュアスケートの未来だと思っているから、今回の変更には満足だ」と評価する。

 今回の女子のルール変更は、日本スケート連盟が働きかけたもの。五輪では、プルシェンコが「直訴」したように、高難度技に挑む選手のリスクが高過ぎ、正当な評価を受けていないとする批判が高まった。これを受けてISUは5月に回転不足の減点を緩和、今回の改正はこれに続く動きだ。挑戦のリスクを減らし、技自体への評価を高める機運につながれば、今回の変更の真の価値が生きてくる。


20106262250 読売新聞)





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シンプルで大人っぽい演技を披露した浅田選手。

今年で二十歳。本当に大人の階段を上がっているのですね。



進化を止めない向上心の塊の真央さんが、今後どんな演技を披露してくれるのか、とても楽しみです。






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プルシェンコ選手の主張していたことが、とりあえず実現して良かったです。

4サルコウにも挑戦しているみたいなので、ソチではSPでぜひ2回挑戦していただきたいです。

でも無理はしてほしくないですね。膝に負担が……。

とりあえずソチでは金メダルにはこだわっていないご様子ですね。

台に乗れれば満足なのかもしれません。

ソチ五輪のロシアの顔ですので、まず代表になる事が先決かもしれませんね。