パトリック・チャン選手 インタビュー | フィギュアスケート研究本

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Patrick Chan (FP 2013 Canadian Tire National Figure Skating Championships

http://japanskates.com/forum/viewtopic.php?p=591#591%20%E2%80%A6

+++ パトリック・チャン選手 インタビュー +++

::: SP後 :::

- 今日の演技について
落ち着いて、やることはやれたと思います。ロンドンワールドにもいいかんじで入れるかな、と。すごく楽しめたので、それが本当にうれしいです。

- ジャンプについて
4T-3Tをものすごく練習して来ました。GPFでシングルになってしまったので。今日のも決まったのに、と思いますが… (4T) ルッツはちょっと不安定でしたね… 入りのステップを、ワールドに向けて見直さないといけないかも、ですね。そこでちょっと安定感がなくなって、思うようなスピードが出せなかったです。スピードが十分だったら、3Lz-3Tのコンビネーションにも出来たのですが、ステップのところでちょっとスピードがないまま入ってしまったので、ファーストジャンプのルッツの着氷で流れのないままセカンドジャンプに入ってしまいました。(3Lz-2T) ワールドに向けての課題になりましたね。

- 今季のここまでの調整について
今季は、フィジカルの面ではこれと言ってなにも、という風には思っています。いつも万全にしていますので。いつも、メンタルの面でどうか、っていうので…
Kaetlyn(オズモンド選手)の演技をTVで見ていたのですが、彼女は楽しそうに氷に上がって弾けた演技をして、まったく楽しみを持って演技している・結果は気にしない、そこがすごいな、って尊敬します。若いっていいなぁ!って。僕も、もっと若い頃は同じ気持ちでした。そこらへんもっと取り組みたいかな、って。またそういう気持ちに自分がなれたら、と。もうメダルも取りましたし、ただ楽しい気分で氷に上がって演技を楽しまないとな、って思います。…20代ともなると、責任感が生まれますよね。

- お客さんに大ウケしたナム・グエン選手について
あんな風に演技するとは、もうバビりましたね!僕が14歳の時、あんなに堂々としてもなければ、彼みたいな鉄板もなくてウケなかったです。3A(転倒)から起き上がった時にも、すぐ立ち直って演技に舞い戻って、最終グループの選手を すごいあっためてくれましたね。Namはほんとに、将来の星でしょうね。彼が転倒から起き上がった時の、あのでっかい笑顔を見て、「なんてこったい...」って打ちひしがれました。10代っていいなぁ、って。柔軟で、試合向きの気っ風があるな、と。

::: FS後 :::

「まだまだやることはたくさんあります。まーだまだ、全然。オリンピックで金メダルを取るまで満足できないと思います。」

「ここでやることをやってロンドンに行きたかったのですが、ちょっと残念な演技になりましたね。3Aのところで集中を切らしてしまい(2A)、そこからも集中できていなかったです。」

「フィジカルの面では良くて ジャンプも入るので、いいんじゃないかな、と思っています。今日はただ楽に演技して、リンクに出て行って、『ハイ!待ってました。Kevin(レイノルズ選手)がすごかったけど、もっといい演技してやるぞ』っていうかんじで。」

「お客さんにいい作品を見せたいんです。スタンディングオベーションをしてもらえるように。それにふさわしい演技が出来るように。カナダ選手権では簡単ですけど、オリンピック、ワールド、カナダ以外でそれが出来るか?と言えば… それが次の課題です。」
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Aiko Shimazu
島津愛子





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