マイちゃんがまたもやコスプレしたようです。
今度はなに?
「ふふん!イケてるわ、アタシっ!」
「どうよ?アタシのこの長い脚を見なさいよ!イケてるわっ!」
「マイちゃん、ど、どしたの?」
「そんなカッコしてたら風邪ひいちゃうよ?」
「風邪がなによ!スースーしたってアタシは負けないっ!」
「う、うん、きあい入ってるね…」
「が、がんばってね…」
「フレーッ!フレーッ!ア・タ・シ!」
「主役はアタシよっ!」
「アタシは負けないわっ!」
「フレッフレッ!ア・タ・シっ!」
「ファイトっ!」
「アタシは絶対勝つわっ!」
「マイちゃん、どうしちゃったの?(ひそひそ)」
「アタシは負けないっ!て言ってるけど…(ひそひそ)」
「うん、何と戦ってるんだろうね(ひそひそ)」
「さぁ…?マイちゃんが何考えてるかなんてわかんないよ…(ひそひそ)」
「だね…(ひそひそ)」
「いつまでやるんだろ?(ひそひそ)」
「さぁ?でも…かなりうるさいよね(ひそひそ)」
「きんぎょめいわくだよ~(ひそひそ)」
「それ、きんじょめいわく、って言うんだよ…(ひそひそ)」
ガチャッ☆
「騒いでるのだれ?」
「あ、なっちゃん、どう?イケてるでしょっ?!」
「マイちゃんなの!何してるのっ?」
「自分にエールおくってるのよ!がんばれアタシっ♪」
「……ちょっとそこ座んなさい…」
「あのね、いま何時だかわかってる?」
「え~っとぉ…よ、夜かな…」
「そうね、世間様では夜更けとか夜中とか言うわね」
「え~っとぉ……」
「で?こんな時間に何してたの?」
「え…あの…エールを…」
「エール?大きな声出してドンドン跳び跳ねるから、うるさくてアイちゃん起きちゃったわよ。」
「で…でも、がんばらないといけないもん…」
「こんな夜中に何を頑張るの?明日の朝じゃいけないの?」
「明日だと忘れちゃうもん…」
「はぁ?」
「だって…最近なっちゃん冷たいし…晩ごはん抜きだし…ガリはまつげバサバサだし…なっちゃんもバサバサだし…アタシより長かったし…カップ麺だったし…アタシの運気下がってるし…負けそうだし…お腹ペコペコだし…(ぶつぶつ)」
「ふぅ…あのねぇアイちゃん、子供じゃないんだから…どうしてそうなったか、ちゃんと理由考えた?」
「えっ?理由??え、え~とぉ…まゆげ?いや違うまつげ?でも晩ごはんが…あれ?何だったっけ??」
「アイちゃん起きちゃったんだ」
「けろぉ…」
「うるさかったもんねぇ」
「けろけろ」
「マイちゃんお説教されてるね(ひそひそ)」
「なっちゃん怒るとこわいもん(ひそひそ)」
「けろっ!(ひそひそ)」
「このポンポンどうする?(ひそひそ)」
「片付けとこうよ(ひそひそ)」
「だね、またエール!とか言ってさわぐと困るもん(ひそひそ)」
「けろけろ(ひそひそ)」
さて、ものすご~くゆっくり考えた後、マイちゃんはそもそもの理由を思い出したようです。
「……ごめんなさい…」
「マイちゃん、もう子供じゃないんだから、よく考えてから行動してね」
「はぁぃ……」
よく考えてから行動する、ねぇ…
そんなことしたら、マイちゃんのアイデンティティが崩壊するような気がしますが、さて?
次はどんなトラブ…いやいや、マイちゃんの活躍が見られるのか?
楽しみです(笑)