マイちゃんが今度はナースに変身です。
「ふふんっ!どうよ!朝からキメキメでいけてるわっ!」
「アタシの言うこと聞かないと、でっかい注射でオシオキよっ!」
「晩ごはんヌキのお礼参りしてやるわっ!」
ガチャッ☆
「ちょっとそこの新入りっ!」
「おはようございます。気持ちのいい朝ですわね」
「あ、おはよー。いいお天気だよね。」
「ええ本当に。そうそう、わたくしガリーナという名前でしてよ。覚えてくださいませね。」
「うんわかった、ガリちゃんね。じゃなくてっ!ちょっと、そこのガリっ!アンタのおかげでご馳走食べそこねたわよっ!」
「は?」
「お腹ペコペコよっ!どうしてくれるのよっ!」
「おっしゃってる意味がわかりませんが?」
「まつげよっ!アンタのまつげのせいで晩ごはんヌキって、なっちゃんに言われたのよっ!」
「えっと…晩ごはんヌキとわたくしのまつげの関連性がよくわかりませんが?」
「アンタのまつげが無いから悪いのよっ!」
「わたくしのまつげが悪い…のですか??」
「そうよっ!だいたいまつげが無いくせにナマイキ…って…あれ??」
「ええ、そうなんです」
「今朝目覚めたらまつげが生え揃っておりましたの」
「えええっ?!」
「あ、横からご覧いただくと長さも解っていただけるかと」
「う、うん…長くてバサバサだ…」
「で、まつげがどうしましたっけ?」
「え…いやあのその…うわ~ん!なっちゃ~ん!!ひどいのよ~バサバサ~!」
バタバタバタバタ…
ガチャッ☆
「なっちゃん!聞いてっ!ひど…ひゃぁぁぁぁぁっ?!?」
ドンガラガシャーン☆☆
「朝から騒がしいですねぇ…いったい何だったんでしょう?わたくし静かに暮らしたいのに…」
バタバタバタバタ
ガチャッ☆
バタンッ☆
バサッ!
「なんでよっ!なんで朝になったらみんなしてまつげが生えるのよっ!」
「しかもバサバサよっ!」
「アタシより長いわよっ!」
「ひどいっ!うわ~ん! 」
「マイちゃん、帽子投げちゃいけないよ~」
「帽子がなによ!まつげがなんだって言うのよぉぉぉぉ!!」
「まつげ?」
「あ、そっか、ガリちゃんもなっちゃんも、バサバサまつげになっちゃったもんね」
「なっちゃんのまつげ…うわ~ん!ひどい~!コワイ~!」
「ど、どしたの?」
「ベソかいてるの?」
「ガリがひどくって…(グスグス)…なっちゃんとこに言いつけに行ったの…(グスグス)…」
「うん」
「そしたらね、なっちゃんもまつげバサバサだったの…(グスグス)」
「ああ、うん」
「すんごいびっくりして、ひゃぁぁぁぁぁっ!って叫んで腰抜かしちゃった…(グスグス)」
「え…」
「あっち行ってっ!コワイっ!て言った…かも(グスグス)」
「えっとぉ…」
「だってあれヘンだよ!コワイよ!(グスグス)」
「う、うん…」
「そしたらね…(グスグス)」
「うん」
「なっちゃんがプンスカ怒ってね…(グスグス)マイちゃんの晩ごはんはこれだけよ!って言われて、カップ麺渡された…(グスグス)」
「そ、そう…」
「今日もなっちゃんのご飯が食べれない…ひどい~うわ~ん!」
マイちゃんにはちと可哀想なことになりましたが、なっちゃんの乙女心もズタズタのような気がします(笑)
正直に言えばいいってモンじゃない、ってことをお勉強しましょうね(笑)
でもやっぱり正直な所を言えば、なっちゃんのまつげはちょっと…ねぇ…?(^_^;)