AIDMAの法則って聞いたことありますか?
アメリカのローランド・ホールが提唱した
消費行動「AIDMAの法則」です。
お客様が契約や発注という
具体的な行動に移る前には、
心理的にいろいろな段階がある、
というものを法則化したものです。
「この商品(サービス)、なに?」
→注意の喚起(Attention)
「面白そうだなぁ!」
→関心(Intention)
「欲しいなぁ」
→欲望(Desire)
「なるほど、こういう商品なんだな」
→記憶(Memory)-説明の要求
「よし、契約だ!」
→行動(Action)
英語の頭文字をとってAIDMAっていうわけです。
ところが、最近はお客様の購買行動が
変わってきました。
そのため、この法則もアップデートされています。
「この商品(サービス)、なに?」
→注意の喚起(Attention)
「面白そうだな!」
→関心(Intention)
ここまでは一緒です。
次からが少し違うのです。
「よし、ネットで検索してみよう」
→検索(Search)
「よし、買っちゃえ!」
→行動(Action)
「ブログで自慢しよおっと!」
→シェア(Share)
「AIDMA」から「AISAS」に変わりました。
最初のA(注意)とI(関心)は、
リアル店舗で製品を見たのが
キッカケだったとしても、
あるいは、テレビのCMや雑誌の紹介記事が
キッカケだったとしても、
その後に1度はネット検索をするというのが、
今の私たちの一般的な行動です。
値段はどうなんだろう?
(価格の比較サイトがありますからね)
口コミはどうなんだろう?
他に似たような商品はないかな?
他にどんな特徴があるんだろう?
もし、最初のAもIも、
インターネット上の広告や記事が
キッカケだったとしたら、
その先の、S(Search)、
A(Action→ネットショップで買う)、
S(Share→Facebookで記事アップ)も
すべてネット上で完結してしまいます。
今、TVに使われる広告費は全体の31%ほどです。
伸びはほとんどありません。
これからは減っていく可能性が高いです。
逆にネット広告の比率は17%ほど。
毎年10%伸びています。
今や、あらゆる集客手段がネットに集中しようと
しているのです。
そして、買うのもネットのバーチャル店舗で、
(一般的にはECサイトとよばれています)
クリックして注文するというわけです。
さらに、AIを使ったサービスも出てきています。
街でオシャレな人をみかけたとします。
もし、その人の写真が撮れたとしたら、
その写真をAIのサイトに認識させます。
すると、服だけではなく、靴やバッグ、アクセサリーなど
その写真に写っているのと同じような商品を
勝手に探してきてくれて
表示してくれるというサービスです。
AIおそるべし、ですね。