演出家・蜷川幸雄の死を夕方のニュースで知りました。
体調がすぐれない様子を心配しつつも、かの無尽蔵と思わせるエネルギー量を見ると、老齢と知りながらも「死」とは無縁な方なのだ、とどこかで感じておりました。
どこかの劇場に足を運べば、必ず演出・蜷川幸雄のチラシが何作品か折り込まれていたものですから、そのバイタリティに空恐ろしささえ覚えたことが何度もあります。

日本の至宝がこの世を去りました。

蜷川幸雄の演出を受けることができたこと、誇りに思います。
いただいた檄を胸にしまって。
ご冥福をお祈りいたします。

合掌