10月14日の東京にて初日を迎えた、年を跨いでの「放浪記」全105公演が去る1月31日、博多座にて大千秋楽を迎えることができました。
観劇に来てくださったみなさん、応援してくれたみなさんどうもありがとうございます。
おかげさまで、どの劇場でも満員御礼の公演となりました☻
3時間半の芝居を105ステージ。
座長である仲間由紀恵さんの精神的・肉体的タフネスに脱帽。林芙美子役という暴れ馬の手綱を実に見事に捌いておりました。
唯一無二の素晴らしい座長様でございました。
僕にとっては、
本番を迎えるまでは、105公演という、頂上が肉眼では霞んで見えない未体験ゾーンがどんなものかと考えたりもしましたが、始まってしまえば、きっちり105回。それ以上でも以下でもない。
1日1公演か2公演ずつ、一歩二歩ずつ、頂上の景色を想像することなく、その日の足元をきっちり踏んでいけば、山頂は向こうから勝手にやってくるものだな、と感じました。
達成感というよりは、「なるほどなぁ」という思いでしょうか。
なにより、無事に山頂に旗を立てることが出来て一安心☻
そして、
本番を重ねるごとに、「放浪記」という作品がいかに皆様に愛されているかがひしひしと伝わってきました。
今の日本とは違う日本人の姿がそこにあって、今の日本人にも共通する、心の有り様が写し出されている戯曲だなぁと。
噛めば噛むほどに味が濃くなる作品とはこういうものなのだろうなぁと。
もしもまた何年後かに再演があるのならば、違う登山ルート・アプローチでクライムオンしてみたいものです☻👍
#放浪
thanx for your big support...!!!