7月に入ってから、自分のスケジュールをかなり厳しめにしてみた。
前に書いた通り、俺は今はとにかく自分自身をしっかり立て直さないといけないって思うから、少し無理してでも今はとにかく動きまくろうって思う。

基本月曜から金曜までは朝7時に起きて仕事に行き、帰って来るのは11時以降、、
まあ、俺の近くにはそんな生活をしてる奴がいっぱいいるから特別だとは少しも思わないけど、一日の終わりには「疲れた」って思う。

でも今、毎日をそう過ごす事が俺に忘れかけてた感覚を思い出させてくれてる。

俺は死に急がなくちゃ生きれねー!

きっとそうなんだ。

毎日数時間しか寝れなくても、大した飯食えなくても、俺は当たり前のように笑ってる。

今日もすっげー疲れたけど仲間のバンドが「福島に救援物資を持っていきたい!」っていうもんだから、そんな熱い事するなら!って仕事終わって速攻帰って、今二子玉まで車を渡しに行ってきた。

「面倒くせー」

って正直思ったけど、今の俺はそれでも動こう!って思える。
まあ落ちとしては、いい事してるはずなのに車の鍵に自分の家の鍵をつけたままにして、家に入れず、家までもってきてもらったんだけど、、、、


去年から色んな事がうまくいかなくて本当に苦しんできた。
でも俺は逃げ道があったからそれを常に誰かのせいに自分でも気が付かないうちにしてきた。

「なんでわからねーんだよ。なんでそんなやり方ができんだよ。」

そんな風に考えて自分自身で何かをかえようってしてなかった。

それって「依存」だったんだなって思う。

誰かのせいにするって事は自分自身の責任にはできてなくて、それって「自立」できてねーって事。
自らの意思で、自らの足でしっかり立ててないって事。

だから迷いが生じるんだよ。

俺はもう悩みたくない。
なりたい自分もはっきりしてる。
だけどそんなにも強い奴じゃねーからこれからも誰かや何かのせいにするような事をしてしまうかも知れない。

そんな時は容赦なく、自分自身と向き合っていきたい。


「おめーはそんなもんか?それで納得できるのか?」


もう頑張るしかねーんだよ。
ごまかして何かを生み出せるなんて思えねーんだよ。
俺はいい歳こいて「PUNK BAND」をやっている。
それを仲間は応援してくれるけど、一般的に言えば

「まだやってるの?」

そんな風に想う奴もいると想う。

俺はそれで構わない。それがそいつの本当の気持ちであれば少しも気にならない。

俺自身、正直な話、これまで何度も

「このままでいいんだろうか?」

ってなかっこ悪い事を考えてしまった事がある。

でも辞めない理由、、、、それは本当に単純。






俺はこのバンドが好きだから






音楽が好きとか、人前に立つとが好きとか、ビッグマニーを掴む為とか
そんなことじゃねーんだよ。


アメリカに一人でいって俺を救ってくれたのは間違いなく「STACKERS」だった。

たくさんとジェイと始めたSTACKERSで俺は失いかけた自信を取り戻す事ができた。




たくさんが捕まって日本に返ってきて、必至にやってきた。
でも正直日本のシーンってもんにとまどった。
そんな時俺はSTACKERSに新しい濃すぎるスパイスが必要だった。


それがYoshiだった。


初めは苦労したけど、今では俺を含めた4人が、他の誰かじゃないこの4人じゃないと「STACKERS」はできないって俺は思ってる。


何も迷う事はないはずなのに、俺は気がつけば「遠慮」ばっかりしてた。


それはバンドだけの話じゃなくてライブを見に来てくれる人にも、仲間にも、仕事でも、



「こうした方がいい」


ポジティブな感覚じゃなくて、なにか誰かに合わせるように。

俺の中ではすげー一所懸命やってるつもりだったけど、それで何かを前に進められたかといったらそうではなかった。

それに気づいた時、正直どうしていいのか分からなかった。

もっともっと自分の思ってる事を伝えてそれに皆を巻き込んで、、、

そもそもそういう奴だったはず、でも今の俺はそれから遠くなっちゃってる。



そんな俺だからって訳じゃないけど、去年から色んな物を失ってる。

でも俺は辛さを伝えられなかった。

辛くても俺が辛いって言ったら周りにいてくれる人のテンションを下げてしまいそうで、、、




偉そうな事を言わせてもらうと、俺はバンドのリーダーとして他のバンドのリーダーより確実に勝っている部分がある。


それはバンドの雰囲気をよくすること。


バンドがどんな状況であろうと俺にはそれをする自信がある。

でもそれをする為にはやっぱり俺にもそれなりのテンションが必要だったりする。

いい雰囲気を、空気を創る事が重荷になってメンバーに今年、俺の想いを言った事もあった。
それで全てがうまくいったわけじゃない。

俺はどこかでまた「遠慮」をしてた。


「いい雰囲気を創る」って事が俺にとって「遠慮」になってしまってる時期があった。


自分自身どうしたらいいのかなんて分からない。


それでも前に進む為には仲間を信じる事しかないって思う。


納得いかない事だらけでも、まずは仲間を信じてみようと思う。


俺はSTACKERSで成功したいんだ。


それ以外で成功するより、STACKERSで成功した方が絶対楽しいんだ。


まだ、そう思える気持ちを大事にしていきたい。

【スタイル】
1 からだつき。姿。格好。「すらりとして―がいい」
2 服飾・頭髪などの型。「最新流行の―」「ヘア―」
3 建築・美術・音楽などの様式。型。「前衛的―のビル」「演奏―」
4 文章や文学作品の表現形式。特に、文体。「独自の―をもつ作家」
5 個人や集団などに固有の、考え方や行動のしかた。「ライフ―」


「スタイル」と言っても辞書を調べると上記のように色々と意味が出てくる。
今日は赤字になってる所の話。

いい歳こいてバンドをやってるとこの「スタイル」ってのを凄く考える。
ぶっちゃけ

「どうしたらもっと売れるんだろう?もっと認知されるんだろう?」

ってな事を凄く考える。

「売れる事が全てじゃない。」

そんな風に考えるのもいいと思う。
でも、俺個人としては誰からも振り向かれない、気にもとめられない、
バンドがそんな存在である方がやってる意味を感じられない。

っていうのも、音楽をやってる人間って表現したい事があってそれを
音楽で表現する事が自分にあってるって思ってやってる奴が多いと思う。

「表現」ってさ、マスターベーションになりがちだけど、結局は誰かに見てもらいたいから
「表現」するんだって思う。

自分の気持ちを「表現」してる人間が「誰からも認められなくても、、、」って言いながら
何かを表現することに俺は少なからず矛盾を感じてしまう。

だって誰からも認められる必要がないなら「表現」する必要なんてないから。

話がそれちゃったけど、俺は一表現者として、何か自分の中にある物を表現したいと思う以上、少しでも多くの人に見てもらって、何かを感じ取れる表現をしたいって思ってる。

この考え方自体今の時代には合ってないんだって思う。

今は「表現」する人の本質(人間性やこれまでの経験)よりも、いかに今の時代を把握してより皆が惹き付けられる物を創り出すかになってるから。

別に今の何かを否定する訳ではなく、間違いなく今のSTACKERS(俺がやってるバンド)は上記のような活動は一切って言っていいほどやっていない。

「今の奴らはこういう事好きだから!!」

そんな理由で何かを変えたりとかしてきてはいない。

一見自分達のやり方を貫き通してかっこよく聞こえるけど、かっこいいのは「聞こえ」だけで、何一つ「かっこいい」事なんてない。

だって、自分達が「かっこいい!」って信じてやってる事が誰かに伝わってるかっていったらそんな事ないんだから。
気持ちいいのは結局自分達だけなんだから。

もちろん今のSTACKERSを応援してくれてる人もたくさんいる。
でも、その人達の為にも俺達はもっともっと上を目指さないといけないって俺は個人的に思う。

現状で満足した地点で後退するしか後は残されてないから。

そうした意味で「スタイル」って物をすごく考える。

「もっと売れるため」と「もっと深く伝える事」がなんだか矛盾してしまってるような気がして、、、

色んな事を考えながらやってきた。

こうした方がいい、ああした方がいいって

でもそれは試してみて初めていいか、悪いかの結果がでるのであって、自分の中で勝手に消化するのって違うって思う。

「いや、これしても意味なくね、それじゃあね」

そんな事を当たり前のように言ってる自分は果たして何をどれくらい試してきたのだろうか?

全てに「疑い」を持つ事が「スタイル」になってやしないか?

俺自身、今このブログを書いてることすら迷いがある。

巧く伝えられてない事も自分で重々分かってる。

それでも何か伝えたい事があるならそれを変にかっこつけず伝える、
それをこれからの「スタイル」にしたいって俺は純粋に思う。

かっこつけてるって思うならそれで構わない。



かっこつける事はいつからださくなった?



頑張る事はいつからださくなった?



熱くなる事はいつからださくなった?



誰か明確な答えをください。
自分の「スタイル」を築きあげたいなら、もうかっこつけて、頑張って、熱くなるしかねーって俺は思う。

頭悪いからそれくらいしか思いつかない。

ださいならそれでいいよ。

でも、俺はそれを貫かさせてもらいます。